高校受験で内申点は関係ない?上げる時間がない!そんな時の対処法
受験生の中には「内申点を上げるにはどうしたらいい?」「入試で高得点をとれば内申点は関係ない?」という疑問を持っている人もいるでしょう。
高校受験において、内申点はとても重要な要素のひとつですが、もし内申点が低くても今からできる対策はあります。
まずは原因を見極めて、着実に対処していきましょう。
この記事では、内申点とは何か、内申点が低い原因、内申点を上げる時間がないときの対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
内申点とは?
内申点とは、中学校での成績や学習態度などを総合的に評価した点数のことです。
内申点は学年ごとに各教科の成績や態度を基に算出さるのが一般的で、高校入試の合否判定においても重視されます。
内申点が低くても「入試で得点をとれるから関係ない」と考える人もいますが、一般入試では内申点と入試の得点の合計で合否が決まることが一般的です。
つまり、内申点が高ければ志望校合格の可能性が高まり、逆に内申点が低いと志望校合格が難しくなることがあります。
低い内申点は入試の得点でカバーする必要があるため、入試当日のプレッシャーも増します。
ライバルと差をつけるためにも、日頃から内申点を意識して生活することがポイントです。
定期テストの結果だけでなく、学習態度や姿勢も大切にし、学校生活全般で積極的な姿勢をアピールしましょう。
内申点が低い場合は原因を考えよう
内申点が低くても落ち込む必要はありません。
内申点は学校生活を総合的に評価した数値なので、いくつか原因が考えられます。
まずは内申点が低い原因を探して、それぞれの状況に合った対策をしていきましょう。
成績が悪く内申点が低いなら原因は「定期テスト」
成績が悪い場合は、定期テストの点数を上げなければなりません。
定期テストは内申点に大きく影響するため、テストで低い点数を取ると、その教科の内申点も低くなる傾向があります。
これまでの勉強方法を見直し、定期テストにしっかりと向き合いましょう。
テスト前に焦って勉強するのではなく、事前に計画を立て、余裕を持ってテスト勉強をすることが大切です。
勉強しているのになかなか成績が上がらない場合は、学習塾や家庭教師を活用したり、先生にアドバイスをもらったりするといいでしょう。
テストの点数が高いのに内申点が低いなら原因は「授業態度」
テストの成績がいいのに内申点が低い場合は、授業態度に原因がある可能性があります。
内申点は学習姿勢も評価対象に含まれているため、授業中の様子や提出物の内容も重視されています。
授業中に居眠りをしていたり、友だちとのおしゃべりに夢中になっていたりすると減点されてしまう可能性があるので注意しましょう。
真剣に授業に参加している姿勢を見せ、提出物にも丁寧に取り組むことが大切です。
内申点を上げる時間がない!そんな時の対処法
内申点の対象になる期間は「中学3年の2学期まで」が一般的です。
内申点の評価対象期間を過ぎると、どんなに頑張っても内申点を上げるのは難しいでしょう。
受験日が迫っていて時間がない場合は、次のような対策をとりましょう。
- 内申点を重視しない私立高校を受験する
- 内申点が低くても受かる高校を受験する
内申点が低くても入試で高得点をとれば、ある程度はカバーできますが、志望校の再検討も必要かもしれません。
受験する高校の偏差値を落としたくない場合は、私立高校の受験を検討してみましょう。
私立高校は内申点よりも入試の得点を重視することが多いため、内申点が低くても影響が少ない可能性があります。
また、確実に合格したい場合は内申点に合わせて受験高校のレベルを下げることも考えましょう。
どの高校を受験したらいいか、学校や学習塾などの先生に早めに相談することをおすすめします。
まだ時間があるなら内申点をあげよう
受験までに時間があり、内申点を上げるチャンスがある人は、次のような方法で内申点アップを目指しましょう。
- 定期テストで高得点をとる
- 授業態度を見直す
- 提出物の期限を守る
- 提出課題の完成度を高める
- 欠席日数を少なくする
- 委員会や部活に積極的に参加する
- 英検や漢検などの検定試験を受ける
- 先生に相談する
前述したように、これらの対策を実行する前に、まずは内申点が低い原因を特定することが必要です。
考えられる原因に対して有効な対策を優先的に実行していきましょう。
確実に内申点を上げたい人は、特に定期テスト対策をしっかりと行うことをおすすめします。
まとめ
内申点は高校受験の合否判定で重視される要素のひとつです。
受験直前に内申点の対策をしても間に合わないので、内申点が低い人は早めに対策をする必要があります。
定期テストの成績や授業態度を見直して、できることから改善していきましょう。
内申点を上げる時間がない人は、志望校の変更が必要かもしれないので、学校や学習塾の先生に相談してみてください。