なかなか国語の点数が上がらない…。読解力が足りていない気がする…。

と国語に苦手意識を持つ子どもは少なくありません。

国語の成績を上げるためには、文章を読み解く読解力、読む解くための語彙力などが必要です。

本記事では国語で伸び悩んでいる・成績を上げたい方におすすめの勉強方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

国語が苦手になる原因

国語は日常生活で使う言葉を学ぶ科目ですが、それだけに苦手意識を持ってしまう人も少なくありません。

その原因はいくつかあります。ここでは、多くの子どもが陥る国語が苦手になる原因をいくつか挙げてご紹介します。

語彙力が足りていない

国語の学習で、最も基本となるのが「語彙力」です。

語彙力が不足していると文章の理解が浅くなり、詳しい内容やニュアンスが掴めなくなってしまいます。

これにより、文章の意味を正確に解釈することが難しくなり、読解問題などでの解答ミスが増えてしまうのです。

普段から本・新聞を読まない

日常的に本を読んだり、新聞を読んだりするなどの読書の習慣がないと、新たな語彙や表現に触れる機会が減少します。

また、文章を読むスピードや理解力も低下してしまうため、テスト時に時間が足りなくなることもあるのです。

読書習慣は、国語力向上のための基盤となる要素です。

最近ではSNSが急速に発達していることで、より主語や述語がしっかりと整った文章を目にする機会が減っています。

文法的に正しい文章を見たり、読んだりすることが総じて国語力の低下につながっているかもしれません。

自分の解釈で読んでいる

文の内容を自分なりの解釈で読むことが多いと、実際の文章の意味や要旨を見逃してしまいます。

客観的に文を読み取ることができるかどうかは、読解の得点に大きく影響します。

特に現代文のテストでは小説などが用いられ、筆者や登場人物の気持ちを客観的な証拠を元に読み解くことが頻繁にあるため、独自の解釈で理解することは間違いにつながってしまうのです。

イメージする力・想像力が足りない

文を読む際、背後にあるシチュエーションや登場人物の心情をイメージすることは非常に重要です。

このイメージング力が低いと、文の深い部分まで理解することが難しくなります。

文字をただただ追うだけでは想像力は養われません。

文字を追って文章を理解しつつ、その上でその状況をイメージし、具象化することが大切です。

【文法・漢字編】国語を克服するための勉強方法・コツ

ここからは文法と漢字に絞り、克服するための勉強方法やコツについてご紹介します。

漢字の作りを理解しながら書く・読む

漢字の学習では、ただ書き写すだけではなく、その構造や意味、部首の意味などを理解しながら学ぶことが重要です。

たとえば、漢字では「部首」を利用します。

漢字の部首は、その字の構成要素としての意味や音を持ち、同じ部首を持つ漢字を一緒に学ぶことで、覚えやすくなります。

これにより、似たような漢字でも混同することが減少し、正確に覚えることができます。

似た言葉を用いて覚える

国語力を向上させるためには、似た言葉同士で覚える方法が効果的です。

また、同音異義語を一緒に学ぶことで、音の違いや意味のニュアンスを総合的に捉えることができます。

例えば「花」と「華」のように、発音は同じでも意味や使い方が異なる言葉を一緒に学習することで、深い理解が得られます。

このように、似た言葉や要素を組み合わせて学ぶアプローチは、国語の学習効果を大きく高めることができるのです。

【読解編】国語を克服するための勉強方法・コツ

ここからは読解力を高めるためのコツを解説します。

読書の習慣を身に着ける

読書の習慣を身に着けることは、国語力を高める上で非常に効果的です。

まず、定期的な読書は語彙力を増やす最も直接的な方法です。

新しい言葉やフレーズに触れることで、自然にその使い方や文脈が身につきます。

また、物語やエッセイを読むことで、文章の構造や作者の意図、背景といった読解力が養われるのです。

これは、日常的な会話や学業だけでは得られない深い理解をもたらします。

さらに、多くの作品を読むことで、さまざまな文体や表現手法に触れることができ、文章のバリエーションを理解するのに役立ちます。

このように、読書の習慣は国語力の三大要素である「語彙力」「読解力」「表現力」を総合的に向上させる効果があり、その結果として、より豊かで確かな国語力を築くことができるのです。

接続詞を考えて読む

接続詞を意識して読むことは、国語力を向上させる上で非常に効果的です。

接続詞は文章の中で部分と部分を繋ぐ役割を果たし、それによって文章全体の流れや意味が明確になります。

例えば「しかし」「そして」「そのため」などの接続詞は、文章内の論理的なつながりを示しており、これらのキーワードに注目することで文章の構造を正確に把握することができます。

まとめ

国語の学習は継続が鍵となります。

日常生活の中での読書や新聞のチェック、そして基本的な文法や語彙の定期的な復習を心がけることで、確実に国語力は向上していきます。

上記のポイントを意識しながら、効率的に学習を進めていきましょう。