不登校の生徒は、中学生だけでもその割合は100人中4人ほどであり、
その数は13万人を超えます。
不登校の原因はさまざまで、主な理由としては
子ども自身の性質が学校と合わないことや、学校での人間関係のトラブルなどが
挙げられます。

通学しなくなることで、学校にある直接の問題からは距離をとることはできます。
しかし、それだけでは根本の解決にはならず、学習面やメンタルケアなど
別の問題に直面することもあるでしょう。

そんな不登校の児童・生徒たちに、プロ家庭教師をオススメする理由を
紹介していきます。

不登校の児童・生徒は増加傾向にある

近年おける不登校の原因は、「いじめ」や「学力不振」などだけではありません。
受験勉強に時間を割くために、あえて不登校を選択するケースもあるようです。

コロナの影響と不登校

ここ2年ほどは、コロナの影響による不登校も増加しています。
コロナ禍で学校行事に変動があり、ずっと楽しみにしていたイベントが
ことごとく無くなってしまった子どもたちは、少なくありません。
また、一斉休校の反動で学校の授業ペースが早まり、
勉強についていけなくなることもしばしばありました。

子どもたちも、急激な世界の変動に振り回されてきました。
学校でも、子どもたちの見えない負担は大きくなっていたことでしょう。

不登校の児童・生徒の人数

2020年のデータでは、不登校の児童・生徒の人数は
・小学校→63,000人
・中学校→132,000人
・高 校→43,000人
にも上ります。

不登校問題はちょっとしたきっかけで、誰にでも起こりえるものだと言えます。
そしてそれは、子どもに何か悪い原因があって起こるものではありません。

不登校やひきこもりの子は生きにくさを抱えている

生きにくさを感じる子どもは、思春期に入る中高生ばかりではありません。
小学生もまた、学校生活の中で少しずつ、息苦しさを感じています。
そしてそれが、小学生たちにおける、不登校の増加原因にも繋がっています。

子どもの「なんとなく」の意味

小学生は特に、直感的に学校を拒絶するため、上手く理由を伝えることができません。
そのため「なんとなく、学校に行きたくない」と訴える他ありません。

ですが、これだけでは大人は理解に苦しむでしょう。
「ゲームがしたいからなんじゃないの?」と思われてしまったり、
「怠けているだけなんでしょう」と言われたりするかもしれません。

子どもたちが言う「なんとなく」の中には
上手く伝えられないだけで、何らかの理由を抱えている可能性があります。

子どもにとって、世界の大きな割合を占めているのは「学校」と「家庭」です。
その学校のしつけや教育になじめなかったり、学校で傷つけられた子どもたちは、
自分の居場所を守るために悩み、疲れてしまっているかもしれません。

不登校と勉強

不登校の子が勉強しない理由は、心の余裕がなく、
「勉強にも手がつかない状態」でいる場合もあります。
従来の学校に通う、という日常が崩れた場合、
いつも通りでないことに、心がしんどくなってしまうこともあります。

そのため、家庭ではなるべくゆっくりと、安心して休息をとれることが重要です。
そのためにも、保護者は適切なアプローチで、子どもたちにとって信頼できる
「良き理解者」であることは必要不可欠です。

とはいえ学校での学習時間がとれないとなると、
勉強面での心配や悩みが増えてしまいます。

そのため家庭教育のあり方や、それをフォローする家庭教師や塾などを
上手く活用することが、子どもたちの心を守ることにも繋がります。

不登校の子に必要な家庭教育とは

不登校で心を十分に休めることができれば、勉強そのものへの抵抗も和らぐはずです。
家庭でのフォローが肝要となりますが、
実際にはどのようなアプローチをしていけばよいでしょうか。

子どもたちへのアプローチは、一人ひとりの個性に合わせる

例えば、対人への抵抗がなければ
「集団学習塾」や「フリースクール」などが考えられます。
しかし、学校に似た形式であるため、集団生活に懸念がある場合は適切ではありません。

集団生活や対人関係で疲れてしまう場合は
一人でマイペースな学習スタイルが作れることが理想です。
そのため「自宅での自主学習」や「通信教育」、「オンライン学習塾」などが
オススメです。

しかし、一人で黙々と集中し続けるのは大人でも難しいものです。

適度な声かけや学習管理などの刺激が必要な場合は、
「家庭教師」や「個別指導塾」など、個人の学習スタイルを保ったまま、
適切な勉強ペースを大人と一緒に確立するのがオススメです。

習慣を作るのが難しく、生活リズムが乱れている場合にも、
同じ曜日・同じ時間に学習習慣を身につけることができます・

ただし、同級生にばったり出会ってしまうのを懸念する場合は、
近場の塾は避けておきましょう。

プロ家庭教師であればそのような心配はなく、生徒一人ひとりに合った
学習ペースを構築してもらうことができます。
メンタルサポートも相談できるといった、不登校などの悩みにも対応しています。

まとめ

不登校の子どもにとって、勉強で追いつけないことは本人だけでなく、
保護者にとっても不安やプレッシャーを感じやすいポイントです。
しかし、そこで焦りを感じてしまうと、親子共に心が休まらず
かえって負担が増加してしまいます。

まずは子どもが安心して話せる理解者や、心身を休ませる環境を作り
心に余裕を取り戻すことが大切です。

その際、子どもとの接し方や、保護者からのアプローチの仕方など
保護者が抱え込む悩みも少なくはありません。

学習面だけではない、さまざまなサポートができるプロ家庭教師を
検討してみるのはいかがでしょうか。