数学が苦手な理由とは?苦手を得意にする方法5つも解説
学校で習う勉強には様々な教科がありますが、その中でも数学が一番苦手という人は多いのではないでしょうか。
しかし、なぜ数学に苦手意識を持ってしまう人は多いのでしょうか。
そこで本記事では、数学が苦手な理由と数学に対する苦手意識を克服する方法について徹底的に解説します。
数学の成績が伸びないことに悩んでいる人や、数学を得意になりたいと思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
▼目次
数学が苦手な主な理由
数学に苦手意識を感じている人は、他の教科と比べても非常に多いです。
しかし、なぜ多くの人が数学に対して苦手意識を持ってしまうのでしょうか。
そこでここからは、数学が苦手な主な理由について解説します。
数学が苦手な人はもちろん、苦手ではないものの成績が上がらないという人は、ぜひ自分がどの原因に当てはまるかを考えてみてください。
公式への理解が浅い
1つ目の主な原因は、公式への理解が浅いということです。
公式は、数学の問題を解くために必要なものなので、誰しも何とか覚えようと必死に暗記すると思います。
しかし、公式は暗記をしたからと言って、問題を解けるようになるわけではありません。
公式を覚えると同時に、「どういった成り立ちの公式なのか」「どういった問題で使える公式なのか」「一緒に使う公式にはどんなものがあるのか」などを理解しておかなければ、公式を使って問題を解くことはできないのです。
数学の問題や考え方に慣れていない
2つ目の主な原因は、数学の問題や考え方に慣れていないということです。
数学以外の特に文系科目では、1つの問いに対して答えとなる知識を導き出せさえすれば問題に正答することができます。
しかし、数学の問題を解くためには、論理的な思考つまり物事を順序だてて矛盾なく考える力が必要となるので、他の教科の問題とは考え方が異なるといえるのです。
そのため、数学の問題に慣れていない人や、文系教科をメインに勉強している人であれば、数学の考え方に慣れておらず、問題を解くことに苦痛を感じてしまうのです。
また、数学では1つの問題を解くだけでも、たくさんのことを考えなければならないということも多いので、問題を解くことに疲れてしまったり、憂鬱になってしまったりするため、苦手意識が芽生えてしまうのです。
数学の苦手を克服する方法5つ
数学に対して苦手意識を持っている人の中には、苦手意識を克服したいけど克服するための方法がわからないという人が多いと思います。
そこでここからは数学に対する苦手を克服するための方法を紹介します。
これから紹介する方法を、日々の勉強の中で少しずつ意識することで、苦手意識を薄めていくことができるので、ぜひ実践してみてください。
公式を丸暗記しない
1つ目の方法は、公式を丸暗記しないということです。
公式は、数学の問題を解くために、絶対に必要となるものです。
しかし、公式そのものを丸暗記してしまうと、「どういった場面で使う公式なのか」「なぜこの公式が成り立っているのか」ということがわからないため、せっかく覚えていても、問題を解くために使うことができないという状態になってしまいます。
そのため、公式を覚える時は、公式の成り立ちや使う場面なども一緒に覚えておくことが大切なのです。
また、数学の公式は、中学校で習うものと高校で習うものが関連していることも少なくないので、中学校の範囲から公式への理解を深めておくことが重要です。
毎日数学の問題を解く
2つ目の方法は、毎日数学の問題を解くことです。
何かを得意にするためには、ある程度「慣れ」が必要です。
例えば、毎日早起きをしていると早起きをすることに慣れ、苦痛を感じず自然と朝起きられるようになったという経験はありませんか。
このように、どんな嫌なことであっても、何度も繰り返し行うことで、そのことに対する嫌な思いが薄れていき、習慣化することができるのです。
数学の問題も同じです。
数学が苦手だったとしても毎日問題を解くことで、問題に解くことに慣れていき苦手意識も薄れていきます。
はじめは簡単な問題でも構わないので、まずは数学の問題を毎日解く習慣をつけましょう。
また、この方法は、数学に苦手意識を持っているどんな人にも有効な方法なので、ぜひ今日からはじめてみてくださいね。
問題集を繰り返し解く
3つ目の方法は、問題集を繰り返し解くことです。
問題集を一通り解き終わったら、その問題集は捨ててしまい、新しい問題集に変えるという人は多いと思います。
しかし、新しい問題集ばかりで演習をしてしまうと、解けない問題が毎回たくさん出てきてしまう可能性が高く、学力が上がっている感覚が得にくいので、数学に対する苦手意識が高まってしまうのです。
そのため、1つの問題集は最低でも3回は解くようにしましょう。
何度も同じ問題集を使うと、問題のパターンや使う公式などがなんとなくわかっている状態で問題を解くことになるので、正答率が上がり、モチベーションも上がります。
また、答えがわかっている問題でも、何度も解くことで、公式の使い方や問題の考え方や解き方を学ぶことはできるため、しっかりと数学に必要な力も養われていくのです。
この勉強方法は、中学3年生や高校3年生の受験生におすすめです。
丸つけ後の見直しを丁寧に行う
4つ目の方法は、丸つけ後の見直しを丁寧に行うことです。
問題を解き終えた後、丸やバツだけをつけて放置していませんか。
丸つけをしただけで放置してしまうと、なぜ間違えたのか、どこでミスをしたのか、どのような知識が足りないのかなどが全くわからないままになってしまうので、次に同じ問題を解いても同じ間違いをすることになります。
そのため、問題を解き終わった後は、しっかりと時間をとって、次に同じ問題を解く時には確実に正答できるよう見直しや復習をしましょう。
そうすることで、徐々に解ける問題が増えていき、自分の学力が伸びていることを実感できるでしょう。
この方法は、習慣化することが重要なので、中学1年生から実践することがおすすめです。
しかし、今からでも遅くないので、今日から取り入れてください。
学習塾や家庭教師などを利用する
5つ目の方法は、学習塾や家庭教師を利用する方法です。
数学は、参考書や問題集だけでは理解することが難しい場合もあるので、自分1人で勉強しようとしても、上手くいかない場合があります。
そういった時は、無理に1人で頑張るのではなく、学習塾や家庭教師などの学習指導のプロを頼ることも大切です。
わからない部分をわかりやすく解説してくれることはもちろん、あなたに合った数学の苦手意識を払しょくする方法についても教えてもらうことができるので、より短期間で効率的に数学が得意になる可能性もあるのです。
一度数学に苦手意識を抱いてしまうと、勉強が進むにつれてより苦手になってしまう可能性が高いです。
そのため、「なぜか数学の勉強をしたくない」「数学の勉強を見ると億劫になる」などがあれば、早い段階で一度学習塾や家庭教師を頼ってみることがおすすめです。
まとめ
今回は、数学が苦手な理由と数学に対する苦手意識を克服する方法について解説しました。
数学は、他の科目と違い、根気よく考え続けることが必要なので、問題を解くことに憂鬱になってしまうという人も多いと思います。
しかし、数学は積み重ねていく強化でもあるので、一度勉強をやめてしまうと、その後の勉強についていけなくなってしまう可能性が高いのです。
そのため、苦手意識が出てきたとしても、逃げることなく勉強し続けましょう。
また、1人ではどうしても難しい場合は、学習塾や家庭教師を活用することがおすすめです。