2022年長野県公立高校入試情報まとめ!2023年度以降の変更点とは?
高校入試において、受験する地域の入試情報をきちんと把握しておくことは、非常に重要です。
入試情報を把握できていなければ、受験勉強の方向性がわからなくなってしまったり、一生懸命勉強してきたことが存分に発揮できなくなってしまったりする可能性があるからです。
そこで本記事では、2022年の長野県の公立高校入試に関する情報を解説します。
複雑で理解するのが難しい入試要項や科目ごとの出題傾向などもわかりやすく解説するので、2023年に長野県の公立高校を受験しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
▼目次
2022年長野県公立高校入試の日程・受験者数・倍率
毎年、入試日程や受験者数、倍率は変化するため、必ずしも参考になるわけではありませんが、前年の情報を知っておくと、学習スケジュールを立てる際や志望校を選ぶ時に役立ちます。
そこでまずは、2022年長野県公立高校入試の日程・受験者数・倍率の基本情報について紹介します。
入試情報についてあまり把握できていない人は、ぜひ一度目を通してみてください。
2022年長野県公立高校入試の日程
2022年の長野県公立高校入試は以下の日程で行われました。
願書提出 | 2022年2月1日(火)~2月3日(木) |
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入学試験実施日 | 2022年2月8日(火) |
合格発表 | 2022年2月16日(水) |
願書提出 | 2022年2月22日(火)~2月25日(金) |
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入学試験実施日 | 2022年3月9日(水) |
合格発表 | 2022年3月18日(金) |
このように、長野県の公立高校入試は、前期と後期の2回行われており、前期は2月上旬、後期は3月下旬に実施されています。
2022年長野県公立高校入試の受験者数・倍率
2022年長野県公立高校入試の募集人数は、前期が3,861名、後期が10,203名でした。
それに対して、受験者数は、前期が5,429名で倍率は約1.4倍、後期は9,908名で倍率は0.97倍という数値が発表されています。
募集人数や受験者数、倍率などは、毎年変わるものではあるものの、似た数字になることも少なくないため、念の為知っておくようにしましょう。
2022年長野県公立高校入試の要項
入試要項は、地域ごとに違っていたり、数年ごとに変更されたりするため、保護者の方やご兄弟の時と入試制度が大きく異なっている場合があります。
そこでここからは、2022年長野県公立高校入試の要項について解説します。
2022年の入試要項を把握できていれば、2023年のものも理解しやすくなるため、ぜひ目を通してみてください。
前期選抜と後期選抜の違い
長野県の公立高校入試の大きな特徴は、前期選抜と後期選抜、2回の試験を実施していることです。
前期試験は、自己推薦型の試験となっており、調査書と面接に加えて、小論文や自己PR文などの各学校が定めた検査の結果によって合否が判断されます。
つまり、一般的な高校入試とは違って、学力検査はなく、自分自身の夢や目標、考えについて、試験で伝えることによって、合格を勝ち取ることができるのです。
後期試験は、調査書と5教科の学力試験の結果によって合否が判断される試験です。
また、学校によっては、面接や実技試験を実施する学校もあるため、適宜対策を行う必要があります。
後期選抜の学力試験と調査書について
さきほども解説した通り、長野県の公立高校入試の後期選抜では、学力試験が実施されます。
学力試験の内容は、国語・数学・理科・社会・英語の5教科で、各教科100点満点の配点の試験となっています。
また、試験時間はどの科目も50分間です。
また調査書については、5段階評価で中学3年時の9教科が対象となります。
主に、定期試験の点数などで評価されますが、授業態度や提出物の提出度合いなども評価の対象なので、調査書の評価を上げるためには日頃からコツコツと努力することが大切です。
長野県公立高校入試の出題傾向
公立高校と一括りに言っても、受験する地域によって、出題される問題は大きく異なります。
そのため、むやみやたらに勉強するのではなく、入試傾向を把握した上で、勉強の方針や学習スケジュールを考えることが大切です。
そこでここからは、長野県公立高校入試の出題傾向について解説します。
5教科別に解説をするので、ぜひ参考にしてみてください。
国語
長野県の公立高校の国語では、論説文や物語文、古文など幅広いジャンルの文章が出題されます。
ほかにも、漢字の書き取りや資料分析などの問題も出題されるため、幅広い問題に対応する力や素早く問題を解いていく力が求められます。
また、配点については、説明文と物語文の配点がそれぞれ4分の1以上を占めているため、素早く文章を読みつつも、内容をきちんと把握し、問題に対して的確な解答をする力が求められます。
さらに、説明文では80字前後の記述問題も出題されるため、日頃から選択問題だけでなく、記述問題に取り組んでおくことが必須です。
数学
数学では、配点の約40%~50%が小問集合となっているため、基礎的な力をしっかりと養い、この小問集合で可能な限り失点を抑えることが、高得点への近道となります。
また、かなりの高頻度で出題されているのが図形の証明問題です。
証明問題は、図形の見方や考え方が身についていなければ、なかなか解けないので、毎日1問でも図形の証明問題に取り組み、図形の証明問題に慣れておくようにしましょう。
英語
英語は、大問が4つで構成されていますが、そのうちの3つが長文読解となっているため、英文を読み慣れておくことが大切です。
また、長文読解を読んだ上で、英作文をしなければならないという問題も出題されるため、英文を正しく理解する力と、自分の意見や考えを英語で表現する力の両方が求められます。
ほかにも、リスニングの配点が20%程となっているので、単語や文法、長文読解、英作文ばかりに気を取られてしまい、対策ができていないと大きな失点原因となってしまいます。
理科
理科では、生物・化学・地学・物理が各25点ずつ出題されるため、すべての分野の知識をしっかりと身につけておく必要があります。
また、出題される問題は、単純に基礎的な知識を問うものというよりも、実験における分析や考察と絡めた問題が多いため、様々な形式の問題で演習を重ねておく必要があります。
出題頻度の高い問題は、化学の中和に関する問題や電池とイオンに関する問題です。
また、生物の食物連鎖などの問題も出題されることが多いので、きちんと復習しておきましょう。
社会
社会は、地理・歴史・公民が出題されますが、複合的な問題も多いため、単純に教科書にのっている知識を身につけているだけでは、高得点は狙いにくくなっています。
そのため、過去問題を解くことはもちろんですが、応用問題や単元をまたいだ複合的な問題が載っている問題集で演習を重ねることが大切です。
また、歴史の並び替え問題や資料の読み取り問題、記述問題などがよく出題されるので、ピンポイントで対策を行っておくことがおすすめです。
まとめ
今回は、2022年の長野県の公立高校入試に関する情報をまとめて解説しました。
入試となると、偏差値や内申点、志望校選びなどが注目されがちですが、入試の根本となる入試要項や問題の出題傾向などがきちんと把握できていないと、適切な勉強ができなくなってしまいます。
そのため、受験勉強に取り掛かると同時に、受験する地域の入試情報をこまめに収集するようにしましょう。
また、難しくて理解ができない部分については、学校の先生や学習塾の講師、家庭教師などのプロに気軽に質問してみてください。