家庭教師に習うことを検討している人の中には、経済的な理由から授業を多く受けられないという人もいると思います。

しかし、家庭教師に習う場合は、コツさえしっかりとつかむことさえできていれば、授業時間が少なかったとしても、効果を出すことができます。

そこで本記事では、家庭教師に週一で習う場合に効果を出すためのコツについて解説します。

授業時間や頻度を増やせないという人は、ぜひ紹介するコツを押さえて、実践してみてください。

▼目次

家庭教師は週一でも効果が出る!

結論から言うと、家庭教師は週一の利用であっても十分効果が出ます。

ただし、単に授業を受けているだけではいけません。

後ほど詳しい方法を紹介しますが、週一の授業で最大限の効果を得られるように、考え工夫する必要があるのです。

また、週一の授業で効果を得られたとしても、必ずしも目標達成ができるというわけではありません。

現状の学力や目標とするテストの点数・志望校、家庭教師に習いたい教科の数によっては、週1回以上の授業回数が必要になる場合もあります。

家庭教師に週一で習う主なケース

※ただし慣れてきたら、効果が出たら週2~3に増やすは良くないと解説

家庭教師の授業は回数を多く受けた方が、時間をかけて丁寧に指導してもらうことができるため、効果が出やすいというのは事実です。

しかし、各家庭にはそれぞれの事情があるため、家庭教師を週一で利用する方は少なくありません。

そこでここらからは、家庭教師に週一で習う主なケースについて解説します。

週一で家庭教師を利用することに不安を感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

塾や習い事が忙しいケース

1つ目は、塾や習い事が忙しいケースです。

家庭教師に習う時間帯は、学校が終わった後の限られた時間なので、学習塾に通っていたり、習い事をしていたりする場合は、家庭教師に習う時間を確保できないという人もいます。

そういった場合は、週1回と最低限の回数で家庭教師を利用し始めるという方が多いようです。

スケジュールが詰まっている中に、週に複数回の授業を受けるとなると、お子様の負担にもなってしまう恐れがあります。

そのため、こういった場合は無理に回数を増やさずに、週一の授業をコツコツと積み上げていくのが良いでしょう。

経済的な理由から頻度を増やせないケース

2つ目は、経済的な理由から頻度を増やせないケースです。

当たり前のことではありますが、家庭教師の授業は、回数が増えれば増えるほどかかる費用が大きくなっていきます。

そのため、経済的に余裕がない場合は、週に複数回の授業を受けることが難しく、授業の頻度が週一になってしまうのは仕方のないことです。

ただ、授業の回数が少ないからと言って、効果が出ないというわけではありませんし、工夫次第でしっかりと成果に繋がるので、ぜひ次に紹介する週一の家庭教師でも効果を出すコツを参考にしてみてください。

週一の家庭教師でも効果を出すコツ

この記事にたどり着いた人の多くが、週一で家庭教師を利用しようと考えているものの、週一で本当に効果が出るのか不安に感じている人が多いと思います。

そこでここからは、週一の家庭教師でも効果を出すためのコツについて解説します。

家庭教師を利用する頻度が少ないことに不安を感じている人や、すでに少ない頻度で家庭教師を利用しているものの効果がイマイチでないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

1つの教科に絞って授業を受ける

1つ目のコツは、1つの教科に絞って授業を受けるということです。

家庭教師の場合、科目を決めずに利用することができる場合があるので、が校内用のフォローやテスト対策など、その時の状況を踏まえて教科を選んで指導してもらうことができます。

しかし、毎回全く異なる教科を教えてもらうとなると、知識を積み重ねることができないため、効果が出にくくなってしまいます。

そのため、週一で家庭教師を利用しようと考えている場合は、1つの教科に絞って授業をしてもらうようにしましょう。

教科の選び方は、苦手克服を目的に苦手科目を選んでも良いですし、得意科目をより得意にするためにあえて得意科目を選んでも良いでしょう。

また、受験対策の場合は、教科を絞らずに、授業外で解いた問題の中から不正解だった問題をピックアップして解説をしてもらうと良いでしょう。

勉強方法について習う

2つ目のコツは、勉強方法について習うことです。

勉強に苦手意識を持っているお子様の場合、勉強をしたいけどどのように勉強をすればよいかわからないという悩みを抱えていることが非常に多いです。

こういったお子様は、授業内容については正しく理解できているものの、そのあとの自学自習がうまくできないため、結果的に授業内容を忘れてしまい、成績や学力が伸びなくなってしまうのです。

つまり、教科指導をしてもらう以前に、きちんと1人で勉強ができるように勉強方法を学ぶことが非常に大切なのです。

そのため、家庭教師を利用し始める時には、はじめに勉強方法を教えてもらえるように伝えておくことが大切です。

また、保護者の方の目線から見て、1人で勉強ができるように映っているお子様であっても、効率の悪い勉強をしている場合もあるので、どういった勉強方法で自学自習をしているのかを、家庭教師に確認してもらうこともおすすめです。

授業外の勉強内容や学習計画を立ててもらう

3つ目のコツは、授業外の勉強内容や学習計画を立ててもらうことです。

学力や成績が伸びないことで悩んでいる人の多くは、学習塾や家庭教師の授業を受けていれば学力や成績が伸びると考えています。

しかし、その考えは間違いで、授業前後の予習復習、苦手克服のための自学自習などを行うからこそ、知識が定着し学力や成績が伸びていくのです。

つまり、学習塾や家庭教師の授業は勉強時間のごく一部であり、それ以外の時間をいかに有効に使うかが、学力・成績アップには重要なのです。

そのため、家庭教師を利用する場合は、授業外の勉強内容や学習計画を立ててもらうようにしましょう。

授業ごとの宿題はもちろんですが、暗記すべき単語の数、進めるべき参考書のページ数などを1日刻みで決めてもらい、毎日どんな勉強をすべきか明確にしてもらいましょう。

そうすることで、授業以外の時間で勉強する時間が増えていき、知識が定着したり、理解が深まったりしていくのです。

また、自分で勉強してわからなかった部分については、次の授業で質問すると、より効率よく勉強を進めていくことができます。

まとめ

今回は、家庭教師に週一で習う場合に効果を出すためのコツについて解説しました。

単純に考えると、授業時間や頻度が多い方が、成績が伸びやすく、志望校にも受かりやすいでしょう。

しかし、1回の授業を大切にして、最大限の効果を得られるように工夫をすれば、回数に関係なく効果を得られることもあります。

そのため、1回1回の授業を大切にすることはもちろん、さらに効果を出すためにやれることはないかと考えながら勉強に取り組むように心掛けてみてください。