中学受験対策として家庭教師に習うとなると、学習塾のように授業の回数が決まっていないため、どのくらいの頻度で授業を行ってもらえばよいかわからないという人も多いと思います。

そこで本記事では、中学受験対策で家庭教師に習う場合のおすすめの頻度や時間について解説していきます。

授業回数や授業時間を決められず悩んでいる人は、是非参考にしてみてください。

▼目次

中学受験対策の家庭教師に習うのは週何回が良い?

小学生が家庭教師に習う場合は、週1回という場合が多いですが、中学受験の合格を目標としているのであれば、週2回の授業が理想的です。

週2回のペースで授業を行うと、授業と授業の間隔が3日程度なので、前回の授業内容を覚えられていたり、思い出しやすかったりするため、スムーズに効率よく勉強を進めることができます。

反対に、週1回のペースになると、ほぼ1週間の期間が空くことになり、前回習った内容を完全に忘れてしまう可能性が高いのです。

前回習った内容を完全に忘れてしまっていると、復習に多くの時間が必要になる上に、お子様はほとんど忘れてしまった前回授業の内容を毎回思い出さなければならないので、苦痛になってしまう可能性が高いです。

そのため、中学受験対策をお子様の負担を軽減しながらスムーズに進めていくことを考えると、週2回の授業が理想的と言えます。

ただし、現状の学力や志望校によっては、週2回の授業では足りなかったり、多かったりすることもあるので、週2回の授業を受けていれば絶対に安心ということではありません。

家庭教師の1回あたりの授業時間の目安

さきほどは、中学受験対策の場合、家庭教師に習うのは週2回が良いと解説しました。

この情報を前提に、週2回家庭教師から指導を受けるとするのであれば、1回あたりの授業時間は45分がおすすめです。

なぜなら、人間が一度に集中することができる時間は45分前後で、その時間を超えてしまうと勉強の効率が下がってしまうと言われているからです。

そのため、授業時間についても45分理想的な時間と言えます。

しかし、1回の授業時間を60分以上としている家庭教師派遣会社が多いため、そういった場合は授業時間を90分にするのがおすすめです。

1回あたり90分と言っても、1回の授業を90分続けて行うのではなく、45分の2回に分けて授業を行ってもらうのです。

そうすると、90分間であっても勉強に集中しやすくなります。

さらに、1回の授業を2回に分けると、2教科分教えてもらうことができるので、複数の教科の指導を受けたい人には非常におすすめです。

中学受験対策の家庭教師の授業時間・頻度の決め方

家庭教師の利用を考えている人の中には、「目安がわかっていても授業の頻度を決められない」「うちの子にはどのくらいの授業時間が適しているかわからない」という悩みを抱えている人がいると思います。

そこでここからは、中学受験対策の家庭教師の授業時間や頻度の決め方について紹介します。

授業時間や頻度を決められず困っている人は、ぜひこれから解説する方法を実践してみてください。

子どもと相談して決める

1つ目の決め方は、お子様と相談することです。

当たり前のことではありますが、中学受験のための勉強をするのはお子様です。

そのため、保護者の方が授業時間や頻度を決めたとしても、お子様が意欲的に勉強できる授業時間や頻度でなければ、時間の無駄になってしまう可能性が大いに高まります。

そのため、お子様に中学受験をする理由や目的をしっかりと理解してもらった上で、どのくらいの授業時間・頻度が良いかを相談しましょう。

家庭教師と相談して決める

2つ目は、家庭教師と相談をして決める方法です。

さきほどは、お子様と相談する方法について紹介しましたが、お子様の意見ばかりを聞いていては、勉強時間が足りず、志望校合格を遠ざけてしまう可能性があります。

そのため、中学受験対策のプロである家庭教師に、お子様の現状の学力と志望校を踏まえてどのくらいの勉強時間が必要となるかを聞き、それらをもとに授業時間や頻度を決めるのも1つの方法です。

授業時間や頻度を試行錯誤してから決める

3つ目の決め方は、授業時間や頻度を試行錯誤してから決めるという方法です。

多くの家庭教師派遣会社では、授業時間や頻度を随時変更することが可能です。

そのため、はじめから理想的な授業時間や頻度にしようとするのではなく、授業を受けながら変更していくこともできるのです。

たとえば、始めたばかりの頃は授業時間や頻度を少なくしておいて、慣れてきたころに授業時間や頻度を増やしていくというのも1つの方法です。

また、長期休暇だけ学校の代わりとして家庭教師の頻度を増やすというのもおすすめです。

このように、お子様の成長やスケジュールに合わせて、授業時間や頻度を適宜変更しながら、家庭教師を利用すると、無理なく中学受験対策を進められるでしょう。

まとめ

今回は、中学受験対策で家庭教師に習う場合のおすすめの頻度や時間について解説しました。

志望する学校にもよりますが、中学受験では小学校では習わないことが問題として出題されるため、家庭教師から長い時間をかけて丁寧な指導を受けることが大切です。

ただし、むやみに時間を増やしてしまうと、お子様のモチベーション低下の原因となってしまうこともあるため、授業時間や頻度については、家庭教師やお子様と相談して決めることがおすすめです。