2022年北海道公立高校入試情報まとめ!倍率や過去問・試験の難易度は?
公立高校受験において、受験勉強をスムーズに進めることや内申点を少しでも上げられるよう対策することは非常に重要なことですが、それと同じくらい入試情報について把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、2022年北海道公立高校入試の情報をわかりやすく解説します。
受験日程や倍率はもちろん、入試要項や入試問題についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
▼目次
2022年北海道公立高校入試の日程・受験者数・倍率
受験勉強のための学習スケジュールを考えるためには、まず公立高校入試の日程を把握しておくことが重要になります。
また、過去の公立高校入試の倍率や受験者数をわかっていれば、公立高校受験の難易度も把握することができます。
そこでここからは、2022年北海道公立高校入試の日程や受験者数、倍率について解説します。
来年や再来年に北海道で公立高校受験をしようと考えている人は、ぜひ一度目を通してみてください。
2022年北海道公立高校入試の日程
2022年北海道公立高校入試は以下の日程で行われました。
出願期間 | 2022年1月19日(水)〜1月24日(月)午前12時 |
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検査日 | 2022年2月10日(木) |
内定通知 | 2022年2月18日(金)まで |
合格発表 | 2022年3月16日(水) |
出願期間 | 2022年1月19日(水)〜1月24日(月)午前12時 検査日: 2022年3月3日(木) |
---|---|
合格発表 | 2022年3月16日(水) |
日程からわかるように、北海道の公立高校入試は、推薦選抜と一般選抜の2回の試験が行われます。
また、入試日程は毎年変わるものではありますが、時期は同じであることが多いので、過去の入試日程から、来年や再来年の入試の時期を大体把握することができます。
推薦選抜は、出願期間が1月下旬、検査日が2月上旬、内定通知が2月中旬に行われます。
一般選抜は、出願期間が推薦選抜と同様に1月下旬、検査日が3月上旬、合格発表が3月中旬だということがわかります。
2022年北海道公立高校入試の受験者数と倍率
2022年北海道公立高校入試全体の受験者数と倍率について発表されていないため、いくつかの高校をピックアップして、募集人数や受験者数、倍率を紹介します。
札幌南(普通) | 募集人数320人/受験者数439人/倍率1.4倍 |
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苫小牧東(普通) | 募集人数240人/受験者数290人/倍率1.2倍 |
函館中部(普通) | 募集人数200人/受験者数255人/倍率1.3倍 |
小樽潮陵 | 募集人数240人/受験者数246人/倍率1.0倍 |
倍率とは、受験者数を募集人数で割った数字で、募集人数に対してどのくらいの受験者数がいるかを表している数値です。
例えば、募集人数が100人の学校に150人が受験をすれば、1.5倍という倍率になります。
また、募集人数が100人の学校に90人しか受験者が集まらない場合は、倍率が0.9倍となり、定員割れという状態になります。
募集人数と受験者数がわかれば、倍率を計算することができるので、ぜひ自分の志望校の倍率も計算してみてください。
2022年北海道公立高校入試の要項
入試日程について解説した際にも触れましたが、2022年の北海道公立高校入試では、推薦選抜と一般選抜の2回の入試が行われます。
そこでここからは、推薦選抜と一般選抜について解説します。
推薦選抜と一般選抜と聞いて、違いや選抜の具体的な内容がわからないという人は、ぜひこれから解説する内容を参考にしてみてください。
推薦選抜について
推薦選抜では、中学校校長の推薦がなければ出願できない試験です。
また、一般的な高校入試は異なり、学力検査は行われず、以下の資料によって合否が判断されます。
- 推薦書
- 査書
- 面接
- 学校や学科の独自試験
学校や学科の独自試験の内容は、作文や自己アピール文、学科で求められる力を計るための実技試験など、さまざまな内容で実施されるため、事前に志望校の試験内容を確認し、対策をしておくことが必要です。
一般選抜について
一般選抜では、学力検査の結果と調査書の内容によって合否が判定されます。
学力検査では、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の試験が実施され、5教科300点満点の配点となっています。
また、調査書は、中学1年生から3年生までの3年間の9教科の成績が対象となり、5段階で評価されます。
1、2年生の成績は2倍、3年生の成績は3倍になるため、調査書は315点満点で点数がつけられます。
選抜方法は、まず学力検査と調査書の成績が上位の受験者が合格となります。
この時点で合格となるのは、合格者全体の70%程です。
そして、残りの30%の合格者は、学力検査重視方式と調査書重視方式の2つの方式で決められます。
多くの学校では、学力検査重視方式と調査書重視方式での合格者が半数ずつになりますが、比率は学校によって変えることができるので、志望校がどのような比率で合否判定を行っているのか調べておくことがおすすめです。
北海道公立高校の入試問題・難易度
北海道公立高校入試の入試問題と解答は、ネットからダウンロードすることができます。
受験勉強を始める前に、問題の難易度がどのくらいかを確かめるためにも、一度問題を解いておくことがおすすめです。
また、2022年の入試問題の平均点は以下の通りです。
学校によって、合格点は大きく異なりますが、1つの目安として参考にしてみてください。
※学校裁量問題は、2022年度から廃止となります。
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | |
---|---|---|---|---|---|
標準問題選択者 | 31.5 | 32.6 | 28.3 | 30.1 | 29.0 |
学校裁量問題選択者 | 37.9 | 33.9 | 39.3 |
標準問題選択者の数学と英語の平均点が低いことから、英語と数学の問題の難易度が高いことがわかります。
英語では大問4つのうち大問2つが長文であったり、数学では記述式の証明問題が出題されたりするなど、応用問題の対策が必須です。
また、国語についても、標準問題では、記述式問題が問題の80%を占めており、選択問題よりも難易度が高いため、日頃から記述式の問題に慣れておくようにしましょう。
さらに、理科では生物・化学・物理・地学が、社会では地理・歴史・公民がバランスよく出題されるため、幅広く勉強をすることが求められます。
また、社会では、グラフや地図、写真の読み取りなど、知識を応用する難易度が高い問題が多く出題されるので、対策をしておくことが必要となります。
まとめ
今回は、2022年北海道公立高校入試の情報について解説しました。
初めて高校入試を経験される保護者の方であれば、何から手をつけて良いかわからないという人もいると思いますが、そんな時はまず入試要項を読み込み、どのように高校入試が行われているのかということを把握しましょう。
また、入試要項は複雑な部分がが多いので、読んでもなかなか理解できないという方は、学校の先生や塾の先生、家庭教師など、高校受験に精通しているプロに質問してみることがおすすめです。