「小学6年生」中学校入学準備でやっておきたい3つの準備
中学に入学すると、勉強難しくなるにも関わらず部活動が始まるため、必然的に勉強時間が短くなってしまいます。
そのため、小学6年生のうちに少しでも準備しておくことが重要です。
そこで今回は、小学6年生が中学校入学準備でやっておきたい3つのことを解説します。
科目ごとに具体的な学習ポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
▼目次
入学前にやっておきたい3つの準備
自宅での学習習慣を身につける
入学前にやっておきたいことの1つ目は「自宅での学習習慣を身につける」ことです。
中学に進学することをきっかけに塾に通うことを考え始める方も多いかと思います。
しかし、お子様のその意思がない場合は、無理に通わせることはおすすめしません。
無理やり通わせてしまうと、お子様の中で勉強が「やらされるもの」となってしまい、自主性が損なわれてしまうためです。
そのため、小学生の間は可能な限り、自宅でお子様の自主的な勉強を促しましょう。
また「おやつの後は国語を30分間勉強する」「好きなテレビ番組を見た後は算数を30分勉強する」など、生活の中に勉強を組み込むと学習習慣が身に付きやすいのでおすすめです。
小学校の総復習
そして、2つ目は「小学校の総復習」です。
これは中学校の入学前にやっておきたいことの最優先事項といっても過言ではありません。
その理由は、中学校の学習内容は小学校での勉強が土台となっているからです。
そのため、小学校の勉強ができていないと、中学校の学習内容を理解することは難しく、つまずいてしまう可能性が高まるのです。
すべての科目を復習することが理想的ですが、時間がない場合は教科を絞っても構いません。
これまでのテストの結果を確認した上で、苦手科目だけでも復習できていると、中学の学習内容でつまずく可能性が低くなります。
中学校の予習
そして最後は「中学校の予習」です。
これは小学校の総復習が終わり、時間の余裕やお子様のやる気がある場合行ってください。
特に数学と英語は中学校の入ってつまずくお子様が多い教科です。
そのため、初歩的な内容だけでも触れておくと、学校の授業もスムーズに理解できます。
教科ごとの学習ポイント
国語の学習ポイント
国語は、ほかのどの科目より重要な科目です。
数学や理科の問題は、それぞれの基礎知識が身についていたとしても間違えることがあります。
それは読解力が不足しているため、問題文や設問の意味がわからず誤答するという場合です。
ここからわかる通り、国語は他の科目にも大きく影響するのです。
学習ポイントとしては、主に「漢字・語彙」と「読解力」の2つになります。
漢字は小学校で習ったものは間違いなく書けるよう、漢字ドリルを何度も解くようにしましょう。
語彙については、読書や新聞を読む中で意味のわからない言葉が出てきた際は、必ず辞書を引くという習慣を身につけるといいでしょう。
読解力については、「書かれている文章を正しく理解する力」を育む必要があります。
国語が苦手なお子様には、やる気を維持するためにも短い文章から始めると良いです。
また、読解問題の本文だけを読んで内容を口頭で説明するだけでも、文章を正しく把握し情報を頭の中で整理する練習になるのでおすすめです。
算数の学習ポイント
算数の学習ポイントは「四則計算」です。
九九が覚えきれていないお子様、少数・分数になると解けなくなるお子様は意外と多くいます。
暗記が苦手なお子様には、お風呂やトイレの壁などに九九の表を貼っておくだけでも、勉強になるのでおすすめです。
また、一度計算方法を覚えても応用が上手くできない場合もあるので、何度でも丁寧に解説し、できるようになるまで反復演習を行うようにしましょう。
理科の学習ポイント
理科は、中学校になると化学や物理など、専門的な内容になります。
そのため理科に関しては、自然に対する興味関心が重要です。
好奇心を育むためには、自然豊かなところに出かけるなどが非常に有効です。
しかし、頻繁にできることではないので、図鑑を家に置くなどして「理科は面白い!」と自らの経験から感じられる環境づくりを心がけてみてください。
社会の学習ポイント
社会の学習ポイントは「地理」です。
中学校の社会では、まず地理の学習から始まるためです。
非常に初歩的ですが、47都道府県と県庁所在地は確実に暗記しておきましょう。
また特産品や産業に関しては、「今日のカレーに入っているジャガイモは北海道産だよ」などと、日常の会話の中で伝えていくと、自然と知識が身に付きます。
また時間があれば、歴史の大まかな流れを学習しておくと良いでしょう。
伝記や学習漫画を読むことでも勉強になるので家に置いておくとおすすめです。
英語の学習ポイント
最後は英語の学習ポイントです。
近頃は小学校でも英語の学習が始まっているため、まずはその復習を行いましょう。
その後は、簡単な英単語の習得や、日本語と英語の文法の違いについてかみ砕いて説明しておくと、学校の授業もより理解しやすくなります。
まとめ
ここまで、中学校入学準備でやっておきたいことと教科ごとの学習ポイントを解説しましたが、いかがしたでしょうか。
中学校に向けて準備をすることは非常に重要なことです。
しかし、お子様の勉強に対する自主性を奪ってしまっては元も子もありません。
そのため、日常の中で楽しんで勉強できる環境づくりや習慣づけを大切にしましょう。