中学受験は長期間にわたる継続的な努力が求められる戦いです。

小学生のお子さんにとっては、肉体的・精神的な負担が大きく、さまざまなサポートが求められます。

心身ともに健康でなければ、勉強は効率よく進みません。

食事や睡眠を十分にとり、健康を管理していく必要があります。

そこで今回は、中学受験で子供の健康管理で重要な3つの習慣と題し、健康管理のために意識すべきことを具体的にご紹介していきます。

▼目次

なぜ健康管理が必要?

コンディション維持が大切

受験勉強はスポーツに例えられることもあります。

アスリートが試合で最高のパフォーマンスを発揮できるように日々鍛錬を積むのと同様に、受験生も試験本番で力を発揮するために日々努力をします。

試験当日はもちろんのこと、その準備段階においてもコンディションを維持し、継続的に勉強をしていくことが合格への近道です。

勉強は基礎からの積み上げ

学力は一朝一夕に上がるものではありません。

基礎から着実に固め、応用力養成、過去問演習と段階を踏んでいくことが求められます。

日々継続することが重要で、休んでしまうと取り戻すのに時間がかかってしまします。

もちろん、どんなに気をつけても体調を崩すときはありますが、できる限り同じコンディションで勉強をすることが早期の実力向上につながります。

3つの習慣で健康を管理しよう

1日3食のバランスの良い食事

食事は元気の源です。

エネルギーが十分でなければ、頭も体も動きません。

規則正しい生活をと言いますが、早寝早起きを前提として、1日3食しっかりと食事をとることが大切です。

十分な睡眠

勉強時間を確保するために睡眠時間を削ることが間違いなく非効率です。

頭がさえた状態で、短期集中で取り組むこと。

これが最も効率的です。

もちろん、学力を飛躍的に向上させるためには一定以上の勉強時間が必要ですが、必要以上に長く漫然と勉強をするのではなく、短距離走を繰り返すイメージで集中的に勉強をしていきたいですね。

適度な運動

カラダを動かすことも大切です。

机に向かって勉強をしているだけでは、カラダが凝り固まってしまいます。

ストレッチ、柔軟体操、軽いランニングなど、疲れない程度の運動を日々のルーティンに組み込んでいくことが求められます。

受験前は夕飯が10時を過ぎることも。コンビニ利用みんなどうしてる?

食事の大切さ

中学受験をするのは小学生。

体も心も大きく成長する時期です。

勉強を最優先にするあまり、さまざまな成長が阻害されては元も子もありません。

食事をしっかりと効率よくとるために、ルールを決めていく必要があります。

食べるものを指定する必要も

塾の授業は夕方から夜にかけて行われるため、通常7時ころが想定される夕食の時間が授業中ということがかなりの確率で起こります。

休憩時間や空き時間におなかのすいた小学生はコンビニでお菓子などを買って食べてしまうこともあるでしょう。

帰宅後の夕食が理想ではありますが、10時を過ぎてしまうとも考えられるため、コンビニでおにぎりなど栄養のあるものを買うように指示し、それを買って空腹を満たすなどといったルールを作ることが大切です。

お腹の空いた状態での勉強は非効率ですので、栄養にも気をつけながらお腹を満たす仕組みを作りたいですね。

追い込み期に気をつけるべきこと

人込みを避ける

入試本番が近づくにつれて、ストレスも増していきます。

無用なストレスを感じないためにも、周囲の環境を整えることが大切です。

塾通いの際の電車利用を避ける、人込みを避けるなどに注意をする必要があります。

マスクの着用を

インフルエンザの予防接種をする、マスクを必ずつけるなどの対策も効果的です。

特に直前期は勉強に追い込みをかけ、注意しなければ体力が落ち免疫力が下がってしまうこともあります。

免疫力が下がることで風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなるなどの悪影響が出ることも考えられます。

今まで勉強をしてきたことをチェックし、過去問演習など実戦的なトレーニングを積む大切な時期です。

体調を崩し、数週間勉強ができないとなると、精神的にも追い込まれることでしょう。

できる対策はすべてしていきたいですね。

まとめ

中学受験は長きにわたる継続が必要な戦いです。

受験をするのは受験生本人ですが、周りのサポートは不可欠、チームとして戦っていくことが必要です。

子供以上に親に力が入り、どうしても子供にプレッシャーをかけすぎてしまうこともあるでしょう。

親の焦りやストレスは、子どもにも伝わるものです。

感受性が豊かな子ほど、そうした親の様子に影響を受け、学力の伸びにも悪影響を及ぼしかねません。

親自身も健康管理に気をつけながら、子供が勉強に集中できる環境づくりを意識していきましょう。