中学受験は長く険しい戦い。

12歳にも満たない小学生が挑戦するには、大人が想像する以上の負担があります。

中学受験の成功には、親のサポートが不可欠です。

子どもが安心して勉強に向かえるよう環境面などを整えていく必要があります。

そこで今回は、中学受験に成功する親の3つの特徴というテーマで、親ができること、やってはいけないことなどについて深掘りしていきます。

▼目次

中学受験に成功する親の3つの特徴

子どもの学力を正確に認識している

学力の把握、これが最も大切なことです。

中学受験では基本的に、国語・算数・理科・社会の4科目をまんべんなく勉強する必要があります。

中学受験で問われる内容は、小学校で扱っていることの応用であることも多く、塾や家庭教師でのプラスαの勉強が求められます。

そこで、子供の得意不得意、好き嫌いなどを正確に認識し、常に子供の学力状況、学習状況を把握していることが必要になります。

具体的な対処法がわかっている

子どもの学力を正確に認識していれば、つまずいた時の対策や、合格にさらに近づけるための対策が具体的に見えてくるでしょう。

成績を客観的に捉え、具体的なアドバイスをしてあげられる親が、受験生にとっては心強い存在です。

精神的なサポートができる体制を整えている

勉強面以外でのサポートも不可欠です。

勉強をしている以外の時間の様子もつぶさにチェックし、少しの変化も見落とさないようにする必要があります。

コミュニケーションを大切にすることで、変化が読み取りやすくなりますね。

他愛のない話をすることも、子供の精神状態の安定につながります。

中学受験に失敗してしまう親の3つの特徴

塾に任せきりにしている

成功例の裏返しですが、子どもの学習状況を正確に把握せず、塾に任せきりですと、失敗するケースが多くなります。

塾での勉強は学力向上のためには不可欠ですが、勉強は結局のところ自学自習、塾や学校に行っていないときにいかに勉強するかがカギとなります。

塾に任せきりでどのような内容を勉強しているのかを親が認識していない状況ですと、いざスランプに陥ったり、直前になっても成績が不十分な場合などで、どう対処したらわからなくなってしまいます。

客観的な学力の把握は不可欠です。

出来ていないところのみを指摘する

成績表などを見ると、どうしてもできてないところに目が行きがちです。

そうしたところのみを指摘するだけでは、子どものモチベーションは低下してしまいます。

子どもでも大人でも評価されたり褒められたりすれば嬉しいものです。

さらなるやる気につながります。

できるようになったところの指摘も忘れずに行いましょう。

精神面での負担を考えていない

精神面でのサポートの大切さは先述しました。

学校に行き塾に行き宿題や復習を行なう。

そうした毎日は小学生にとってかなりの負担となります。

友だちを遊びたい、ゲームをしたいなどの気持ちを押し殺して勉強に向かっているケースがほとんどでしょう。

リラックスタイムを設けるなど工夫をし、モチベーションを一定以上に保つ体制を整える必要があります。

「親ができること」って?

テスト結果に一喜一憂しない

受験勉強は長丁場の戦いです。

その過程でさまざまなテストや模擬試験がありますが、それらの結果に一喜一憂してはいけません。

テストはあくまでも現状を把握し、その後につなげる道具であり、最終合格のための手段という認識を持つ必要があります。

できたところ、できなかったところを子どもと一緒に分析し、その後の勉強につなげていきましょう。

他の子と比べる

塾などの通うと、ライバルの存在を目にすることになるため、どうしても自分のこと他人の子を比べがちになります。

人間は1人1人異なります。

勉強の仕方、成績の伸び方も人それぞれであり、比べる必要はありません。

比べることで子供の焦りやストレスになりますので、あくまでも自分との戦いという認識を持たせ子どもの勉強をサポートしていきましょう。

親御さんもストレスを抱えない為に

子どもと一緒にリフレッシュ

リフレッシュという観点で言えば、親御さんにも必要なことです。

中学受験をする子をサポートすることは大切ですが、親側が必死になりすぎ余裕のない様子は子どもにも伝わります。

それが子どもでのプレッシャーになることも多々あります。

外出や家出の会話など、子どもと一緒にリフレッシュする機会を持ちましょう。

中学受験をする意味は?

中学受験の目的はそれぞれですが、中学受験を通して子どもは間違いなく成長します。

学力の向上はさることながら、プレッシャーのある状況下で勉強に集中的に取り組むことを通して集中力がつくなど、大人が想像する以上の急成長を遂げることもあります。

人生は長く、中学受験ですべてが決まるわけではないことも確かです。

中学受験が子どもに人生の糧になるという意識を持ち続けることが必要ですね。

まとめ

中学受験に向けて親のできること。

とても多くありますが、難しい面があることも事実です。

最も大切なことは、子どもをサポートし、親自身も成長することです。

中学受験という難関を突破する子どもの姿を通して、親自身も何かを感じることがあるはずです。

子どもと共に成長することも頭に入れ、子どもが集中して勉強できる環境を整えていきたいですね。