中学受験塾として有名なサピックス。

最難関中学校を受験するモチベーションの高い受験生が多く通い、日々切磋琢磨し合格を目指しています。

サピックスはクラス分けもシビア。

同じ目標を持つ子どもたちがより効率よく勉強するための環境づくりのため、テストが頻繁に行われ、クラスの入れ替えが繰り返し起こります。

最もレベルの高いクラスがアルファクラス。

最難関校を目指すのであれば、ぜひともこのクラスに入り勉強をしていきたいものです。

そこで今回は、サピックスでアルファクラス入るぞ!家庭教師を併用して学力アップというテーマで、サピックスと家庭教師をどう併用していくべきかを中心にご説明していきます。

▼目次

サピックスのアルファクラスとは?

サピックスにおける最難関クラス

サピックスは集団授業が実施されている中学受験塾です。

さまざまなテストが行われ、学力の推移をみるほか、クラス分けが頻繁に行われます。

そんなサピックスにおける最難関クラスがアルファクラス。

最もレベルの高い子どもたちが集うクラスとなります。

校舎規模にもよりますが、アルファワン、アルファツーなどといった形でアルファクラスが複数設置されています。

マンスリーテストでの得点率目安

サピックスでは、主に組分けテスト、マンスリーテスト、デイリーテストが実施されます。

マンスリーテストは1,2カ月に一度行われるもので、学習内容がどれだけ定着しているかを見るものです。

アルファクラスに在籍するためにはマンスリーテストで少なくとも70%以上の得点率をキープする必要があります。

算数・国語・理科・社会の4教科で総合的に測られますので、万遍なく対策を行なう必要があります。

家庭教師が必要ないお子さんのタイプ

理解力がある

サピックスの授業の特徴は、宿題が多く課されることです。

宿題を通して授業中に理解したことを定着させていきます。

宿題をしっかりとこなすためには、授業中に授業で説明されている内容をしっかりと理解する必要があります。

全てを理解することは難しくとも、その多くを理解できるお子さんは、家庭教師の必要性が低いです。

宿題を1人でこなすことができる

理解力を前提に、宿題を自力でこなすだけの力がある場合には、家庭教師の必要性は低くなります。

膨大な宿題量に対して、取り組むことのできる期間は約1週間ととても短いです。

その期間をうまく利用し、計画的に進めることができるのであれば、それで十分といえます。

家庭教師が必要あるお子さんのタイプ

自力で勉強することが難しい場合

学力向上には継続的な努力が求められます。

塾には通っているものの勉強習慣が完全には身についておらず、人の目がなければ勉強に集中できないような場合には、家庭教師の必要性が高まります。

わからないところを解消してもらうなどのほか、計画性を持って勉強をしていくために家庭教師を利用するという考え方もあります。

基本事項に不安がある場合

理解が不足していては、その後の演習や応用力養成にはつながりません。

基本事項に不安がある場合には、それを1つ1つ丁寧に確認して疑問点を解消していく必要があります。

特に苦手な教科をそのままにしておくと、4教科の総合点で不合格になってしまうということも十分に考えられますので、苦手なものほど早いうちからの対策が求められます。

応用力の養成

応用力を磨きたい、より難しいもん団にチャレンジしたいといった場合にも家庭教師の利用価値があります。

授業では集団ということで、どうしても自分のレベルに合わないといったことが起こりえます。

苦手をなくすと同時に得意を伸ばすことも最終合格のためには有効です。

さらなる学習意欲の向上にもつながりますので、できるものはさらにできるようにしていくことをおすすめします。

家庭教師との併用で生まれる学習アップ効果

予習のフォロー

宿題をやると同時に、予習復習も欠かせません。

特に予習については、授業の日からの逆算で考えなければならないため、計画を立てる、それを実行するという習慣がまだついていない小学生にとっては、親のサポートが必要になります。

もっとも、さまざまな事情で、予習管理をしっかりと出来るケースはまれです。

そこで外部の力を借りる、家庭教師にそうした予習管理を任せることでより効率よく勉強を進めることができます。

進捗管理

集団授業にはカリキュラムがありますが、それをそのまま実践することはとても難しいです。

どうしてもつまずいてしまったり、不安なところが残ることもあるでしょう。

教科ごとの差などを個別に埋めてくれる、進捗を個別に管理してくれるところも家庭教師のメリットです。

まとめ

集団塾で切磋琢磨することも大切ですが、受験校は受験生1人1人で異なります。

対策法も個別に異なってくるでしょう。

集団と個別の組み合わせ、家庭教師をうまく利用することで、サピックスに通い集団指導を受けることに意味も増してきます。

家庭教師を併用して学力の底上げ、さらなるアップを実現しましょう。