中学受験の勉強時間の目安は?小学6年生は週約20時間がひとつの目安
中学受験は複数年計画での継続性が求められる試験です。
受験学年である6年生からのスタートは遅いと言われることが多く、そのスタートは早いに越したことはありません。
勉強の得意不得意、好き嫌いは、人それぞれ。
万全の態勢で本番を迎えるためにも、準備期間、勉強時間は可能な限り長くとりたいものです。
そこで今回は、中学受験の勉強時間の目安は?小学6年生は週約20時間がひとつの目安というテーマで、中学受験生の勉強時間の目安、中学受験において意識すべきことなどについてまとめていきます。
▼目次
- 小学6年生は1週間に約20時間がひとつの目安
- 小学5年生は1週間に約12時間がひとつの目安
- 親も本人も疲弊しない為に、お子さんに合ったスケジュール管理がおすすめです
- リフレッシュタイムもとりましょう
- まとめ
小学6年生は1週間に約20時間がひとつの目安
家庭学習の大切さ
受験学年である小学6年生。
中学受験では多くの場合、国語・算数・理科・社会の4科目が課されるため、バランスよく勉強をしていくことが不可欠です。
自ずと勉強時間を多くとることが必要となりますが、ひとつの目安として1週間に約20時間が挙げられます。
これは学校での勉強時間や塾の授業時間は含まれないことから、いわゆる家庭学習の必要な時間となります。
1日3時間が目安
1週間で約20時間、これを1日になおすと約3時間となります。
生活リズムを整え、上手く勉強時間を捻出する必要があります。
もちろん、食事や睡眠など絶対に欠かすことのできない時間もあります。
そこでいわゆるスキマ時間、まとまった時間以外の時間をうまく使って3時間を確保することが大切です。
小学5年生は1週間に約12時間がひとつの目安
小学5年生に必要な勉強時間
先述の通り中学受験は複数年計画での長い戦いです。
受験学年の1つ手前である小学5年生であっても、ある程度の勉強時間を確保する必要があります。
具体的には、1週間に約12時間がひとつの目安となります。
1日に換算すると1~2時間となり、確保することは難しいとは言えないでしょう。
基礎事項を重点的に
受験学年である小学6年生の後半では、志望校対策として過去問演習が始まります。
ゆえに、いわゆる単元学習は、4教科揃って夏休み終了時には終わらせておく必要があります。
そうしたスケジュールから逆算すると、小学5年生でやるべきことは基礎事項の反復定着です。
基礎が疎か、不安定だと、その後の応用にうまくつなげることができません。
受験学年ではない5年生だからこそ、腰を据えて基礎事項の理解に時間を割くこともできます。
1つ1つ丁寧に進めて行くことが求められます。
親も本人も疲弊しない為に、お子さんに合ったスケジュール管理がおすすめです
スケジュール管理は人それぞれ
勉強時間の目安についてお話しましたが、合格というゴールからの逆算で考えるとはいえ、実際のスケジュール管理は受験生・ご家庭それぞれで異なります。
志望校や現状のチカラとのギャップなどによっても変わってくるでしょう。
大切なことは、世間一般で言われる情報を鵜呑みにし、無理な計画、非現実的な計画を立ててしまうことです。
おおよその目安はありますが、無理なスケジュールは間違いなく破綻します。
適宜修正をし最適な計画を
初期設定は大切です。
もっとも、スケジュールが破綻しないためにも適宜修正を加えていくことが大切です。
後ろ倒しになることも想定し、いくつかのプランを立てておくことが理想的です。
勉強は積み重ねゆえ、無理に先に進んでもよいことはありません。
後に、前の内容にまた戻らなければならないという状況が生じ、非効率です。
事情は個々で異なります。
達成感を持って進めて行けるよう計画を立てていきたいですね。
リフレッシュタイムもとりましょう
心と頭に栄養を
受験は長く険しいものです。
勉強は本来楽しいものですが、受験勉強となると、苦手なものに取り組んだり、偏差値で学力が図られるなど、楽しさが奪われてしまうことにもなりかねません。
エネルギーが足りない状態でいくら勉強をしても非効率です。
時には、心と頭に栄養を与えて、リフレッシュする必要がありますね。
好きなことをする時間を
趣味も人それぞれ。
小学生であれば、友達と遊ぶ、ゲームをする、漫画を読むなどさまざまでしょう。
息抜きは受験勉強において必須です。
肉体的にも精神的にもダウンをしてしまうと、勉強をしない・できない時間が長引き、空白期間ができてしまいます。
1週間のスケジュールに組み込む、疲れたと思ったら休みを入れるなどルールを決めて、適切に休んでいくことが大切です。
まとめ
合格のためには計画的な勉強が不可欠です。
勉強時間は一つの目安。
個々で事情が異なります。
もっとも、勉強のし始めは早ければ早いほど良いです。
スケジュールの修正を適宜繰り返し、着実に実力をつけていきましょう。