プロ家庭教師と学生家庭教師の違いとは?それぞれのメリットデメリットと子供にあった先生の選び方
家庭教師と一口に言っても、様々な人がいます。
しかし大きく分けると、指導力が売りの「プロ家庭教師」と、親しみやすさが魅力の「学生家庭教師」がいます。
この記事では、それぞれのメリットとデメリット、それぞれにはどんなお子さんが向いているのかを解説します。
▼目次
プロ家庭教師とは
プロ家庭教師の定義
「プロ家庭教師」には、明確な定義がある訳ではありません。
しかし、一般的には、以下のような条件を満たす先生が「プロ家庭教師」と呼ばれます。
- 専業で家庭教師をしている(社会人である)
- 勤続年数が一定年数以上
- 指導力、実績がある
他にも、中には追加で
- 学歴が一定の水準を満たしている
- 実績だけではなく、人格や人間性も基準に入れる
- 「プロ」を名乗るための試験を設ける
このような条件をつけている会社もあります。
プロ家庭教師を選ぶメリット
プロ家庭教師を選ぶメリットは、以下の通りです。
- 指導力が高い
- 情報、知識を多く持っている
- お子さんが大人と接する機会を得られる
- 先生都合の授業延期が少ない
- 熱意ややる気が高い先生が多い
プロ家庭教師を選ぶデメリット
一方、プロ家庭教師を選ぶデメリットは以下の通りです。
- 料金が高い
- お子さんが心を開くのに時間がかかる場合もある
- 子供の気持ちを主観的に理解出来ない先生もいる
- 大人と接するのに抵抗のあるお子さんも多い
- 勉強が大嫌いなお子さんにとってはプレッシャーになりうる
学生家庭教師とは
学生家庭教師の定義
「学生家庭教師」とは、文字通り大学生がアルバイトでやっている先生を指します。
指導力や経験では、プロ家庭教師にはどうしてもかないません。
しかし、どんなお子さんにもプロ家庭教師を依頼するのが正解だとは限りません。
学生家庭教師に依頼した方が、良い影響を与えられる場合もたくさんあります。
学生家庭教師を選ぶメリット
学生家庭教師を選ぶメリットは、以下の通りです。
- 志望校の現役学生に教えてもらえる可能性がある
- 歳が近く、親しみやすい
- お子さんが心を開きやすい
- 緊張しづらく、結果的に勉強を頑張れる
学生家庭教師を選ぶデメリット
一方、学生家庭教師を選ぶデメリットは、以下の通りです。
- 指導力や経験では、プロにかなわない
- 仕事に慣れていない学生もいる
- 社会人としての常識が未熟な先生もいる
- 情報、知識が少ない
プロ家庭教師がおすすめの生徒さんは?
高い指導力を希望するお子さん
そもそもの学力が高かったり、志望校が難関である場合は、高い指導力を持つ先生に依頼したいですよね。
その場合は、プロ家庭教師にお願いしましょう。
偏差値60以上の学校を志望していて、特に数学や国語を見て欲しい場合は、プロに頼むのが無難です。
数学に関しては、そもそも教えられる先生自体が少ないです。
国語に関しては、学生さんの場合、高校までの授業で、国語を論理的に解く手法を教えないため、仕方がない面もありますが「国語はフィーリングやセンスで解く科目だ」と勘違いしている先生も多いです。
目的がハッキリしている場合
「〇〇大学の〇〇学部に合格したい」
「この科目で何点を取れるようになりたい」
など、目的がハッキリしているお子さんもいるでしょう。
その場合、モチベーションも高いはずです。
モチベーションが高いなら、勉強していて感じる疑問や生じる課題も、レベルが高いものになるでしょう。
それなら、プロ家庭教師に依頼する方が向いています。
学生家庭教師がおすすめの生徒さんは?
勉強が嫌いなお子さん
勉強が嫌いなお子さんには、学生家庭教師が向いている場合があります。
「どうしてもモチベーションが持てない」
「勉強が大嫌いで、苦痛で仕方がない」
そんなお子さんには、一所懸命教えてくれるお兄さん・お姉さんが、気持ちに寄り添ってくれる方が効果的な場合もあります。
全てのお子さんに、とても高い指導力が必要だとは限りません。
志望校の現役学生を希望する場合
「志望校の現役学生に教えてもらうとモチベーションが上がる」
「最近の志望校に関する情報を知りたい」
そんな場合は、学生家庭教師に依頼するのが向いています。
結局、学力アップに重要なのは、お子さん本人のモチベーションです。
また、最近の志望校に関する受験情報を聞けるのも、現役学生に教わる大きなメリットです。
学生家庭教師がおすすめの生徒さんは?
プロ家庭教師でも学生家庭教師でも、結局はお子さんと先生の相性が重要です。
お子さんにとって勉強しやすいだけでなく、先生にとっても指導しやすい関係であれば、結果的にお子さんにとって良い影響があります。
相性の良い先生が見つかるように、家庭教師の先生はじっくり吟味して選んであげてください。