【静岡県の高校受験】合否を左右する内申点!アップさせる方法とは
高校受験においては、本番の学科試験のみならず、学校の成績、いわゆる内申点も評価対象となります。
もっとも、この内申点をどのように評価基準とするかは各都道府県によって全く異なります。
全9教科がどのようなバランスで評価されるのかについて知っておくことで、勉強の仕方やペースづくりがしやすくなります。
そこで今回は、静岡県の高校受験における内申点情報について説明をしていきます。
▼目次
静岡の高校受験は中学3年生での内申点を重要視
中学3年生の内申点が評価対象
都道府県によっては、中学1年生の内申点から求められるところもありますが、静岡県において求められるのは中学3年生の内申点だけです。
さらに具体的には、3学期は試験本番の期間となり成績をつけることができないため、1学期と2学期の内申点が、入試での提出資料として求められます。
「1学期で勉強が足りなかったから、2学期で挽回。」ということも考えられますが、皆考えることは同じです。
1学期から目標とする成績をとれるようにしっかりと準備をしていくことが大切です。
主要5教科だけではない
英語・数学・国語・理科・社会という主要5教科に加えて、保健体育・技術家庭・音楽・美術という実技4教科も内申点として提出が要求されます。
主要5教科ができる、すなわち勉強ができる、だけではなく、実技教科についても力があるかという総合力が求められます。
実技教科は、運動部の生徒が体育の成績をとりやすかったり、ピアノを習っている生徒が音楽の成績をとりやすいなどもあるでしょう。
もっとも、実技教科でも筆記テストがあり、テストだけでなく提出物の状況も内申点には大きくかかわります。
しっかりとした準備をしていきましょう。
内申点はどう決まる?
定期テストの点数
内申点のうちの多くを占めるのが、中間テスト・期末テストの点数です。
おおむね平均点が60点から70点くらいになるように先生は問題を作りますが、各教科目標点を定めて計画的に勉強をすることが大切です。
提出物の状況
提出物の状況も内申点に大きく影響します。
期限に提出することは勿論、その内容や完成度も評価対象です。
テストの点数が良くても、提出物をしっかりと出すという基本的なことがしっかりと出来ているかも高校に入るうえでは求められます。
授業態度
授業といえども、単に先生が説明をして生徒が一方的に聞くという形式のみならず、グループワークをしたり、発表をしたり様々な形式があるでしょう。
そうした活動に積極的に参加できているかなど、総じて授業態度と言われる点も評価対象となります。
小さなところでいえば、授業中に発言ができているかといったことも含まれますので、中学3年生になる前から意識して取り組むとよいでしょう。
内申点を上げる3つの方法
テスト前だけ勉強をするという姿勢を改める
中間テストや期末テストの1週間前になると部活動がお休みになったり、皆が勉強モードに入ります。
この段階からできることは限られています。
1週間前の段階では、テスト日程に合わせて弱点箇所を集中的に勉強する、総復習をする、直前に暗記すべきものをリストアップするなどの取り組みができる状態にすることが理想です。
提出物や宿題は100%に
仮にテストの点数が良くなかったとしても、その分をしっかりと補えるように提出物や宿題は100%を目指しましょう。
提出物の状況が良かったり、宿題をしっかりと出来ている生徒ほど、普段から計画的に物事に取り組めていますので、結果的にテストの点数もよくなる傾向にあります。
部活動や委員会活動などで忙しいところもあるかと思いますが、スケジュール管理をする良い練習になりますので、100%を目指しましょう。
よく質問に行く
かなり具体的なアドバイスですが、先生も人間です。
テスト結果が良い、提出物をしっかりと出していることももちろんですが、頑張って取り組んでいる生徒がいるほど嬉しくなるものです。
勿論、よく質問に来る生徒に対して甘い成績をつけることはありません。
点数など数字が最も大切です。
しかし、よく質問に行き積極的な姿勢を見せておくことにデメリットは何もありませんので、よく勉強をし、わからないところを残さないようコツコツと勉強を進めて行きましょう。
まとめ
高校受験においては、本番のテストのみならずそれまでの過程である内申点が大きく合否に影響します。
本番は一発勝負ですので、普段の実力を出せない生徒もいることから、その過程もしっかりと評価するとの姿勢の表れです。
内申点をしっかりととっておくことで、より偏差値の高い学校を目指すことができるのみならず、本番の試験時の安心感にもつながります。
中学3年生の内申点のみが要求されるとはいえ、1,2年生からしっかりと成績をとり3年生に向けて準備をしていきましょう。