中学受験対策はいつから始めてる?お金や勉強時間などの課題も解説
こんにちは!プロ家庭教師のアズネットです!
首都圏ではまさに2月まで中学受験がおこなわれ多くの受験生が入試に挑みました。
大学入試改革、私立高校の中学募集停止などに伴い、首都圏を中心に中学受験人気が高まっています。
「ぜひうちも中学受験を」と考えるも中学受験を目指すにあたり知っておきたいことはたくさんあるはずです。
我が子に中学受験をさせようか少しでも考えている親御さんへ
中学受験の勉強はいつから、何年生から始めるべきか、中学受験をするにあたり何を準備すべきか
中学受験をする中での課題は何か
3つのポイントを解説します。
▼目次
中学受験はいつから始めるべきか
中学受験を始めるなら小4からといわれる理由
中学受験に備え勉強を始めるのはいつからがいいのでしょうか?
中学受験勉強を始めるなら、小4(小3の3学期から小4のお勉強が始まります)からがおすすめです。
多くの大手進学塾では中学受験の新しい単元を3年3学期~6年夏(約2年半)の長期間をかけて勉強します。
そのため、小4から受験勉強を始めるお子さんもたくさんいます。
この時期からスタートすることで、受験勉強に慣れていなくても最初からゆっくり勉強できるだけでなく、すべての範囲を網羅できます。
小4の学習内容は、小5以降の学習内容に応用する問題もあるため学習の負担が減ることがあります。
小5で伸びるお子さんは小4での積み重ねが大きいと感じることも多いです。
応用も基礎もやることがいっぱい
中学受験では小学校の教科書では見たこともない特殊な問題も多く出題されます。
だから塾でも応用問題ばかりを対策するかというと、決してそうではありません。
中学受験の勉強では根本的な基礎学力を高めるため、計算や漢字の練習などの問題にも取り組みます。
基礎的な内容をきちんと理解したうえで応用問題に進みます。
2年半分のカリキュラムだとしても基礎問題から応用問題まで練習を積み重ねるため、1週間の学習内容はいっぱいになります。
4年生からならじっくり取り組め学習習慣も身につけやすい
5年生ごろから中学受験の全範囲を1~2年で修めるのはとても大変ですが、4年生からなら1週あたりの学習のポイントは少ないため、じっくり理解に集中することができます。
小4から学年が上がるにつれ、段階的に学習内容も高度になり量も増えます。
だから中学受験をお考えのお子さんには、4年生のうちから中学受験の勉強を始めてほしいと考えます。
4年生のうちは1回あたりの単元内容も比較的取り組みやすい量になっています。
無理なく少しずつ学習習慣を身につけることも可能です。
中学受験の勉強を始める場合に準備すること
費用は塾通い・中学入学後で年間100万円前後
中学受験をする場合の塾や家庭教師の授業料、中学入学後の学費は
1年間で約100万円前後です。
ただし塾や家庭教師はもちろん、学校によって学費にはかなりの差がありますので、気になった学校は一度確認してみましょう。
中学受験を始めるためには、家計が苦しくなってしまうことは避けたいところですね。
最初からローンや奨学金に頼らず、家計の中から無理なく教育費を支出できるかを考えると良いでしょう。
習い事を整理し勉強時間がとれるようにしておこう
中学受験の勉強をする際、習い事との兼ね合いも考えておきましょう。
受験勉強と習い事を両立し合格を勝ち取るお子さんも多くいます。
受験勉強の気分転換での習い事はとても良いと考えます。
一方で、習い事が負担になってしまい宿題ができないという場合もあります。
集中して勉強し、宿題も頑張って成績を上げることが大切ですから習い事が受験勉強に対し負担に感じる場合は早めに整理しておくと良いでしょう。
中学受験をする中での課題
ご家庭でも全面的にお子さんのサポートが必要
中学受験を目指す場合、ご家庭の協力は必要不可欠です。
受験をするときのお子さんは11歳または12歳です。
学校説明会に足を運んだり入学したい学校の情報を手に入れたりすることはもちろん、塾通いの場合はお弁当を用意したり送迎をしたりなど、さまざまな場面でお子さんのサポートをしてあげる必要があります。
家庭教師の場合は、指導中勉強に集中できる環境づくりに協力する必要があります。
勉強以外の自分の時間が減ってしまうこと
中学受験をするにあたり勉強時間が増える一方で、自分の時間が減ります。
お友達や家族と遊びに出かける時間にも制約がかかります。
小学生の時期なので、たしかに勉強以外の体験も大切にしたい時期でもあります。
楽しく勉強しているお子さんもたくさんいる
しかしこの部分については悪いことばかりではありません。
中学受験をするお子さんの中には楽しく勉強しているお子さんも多いです。
勉強を通じて努力の大切さなどを学べることはもちろん、指導してくれる先生とコミュニケーションをとることで様々なことを吸収することができます。
中学受験の経験をプラスに捉えられるといいですね。
お子さんの「受験したい」という気持ちを大切に
中学受験の勉強は4年生など早めの時期から始めるのが効果的です。
また、中学受験に集中できるよう、さまざまな環境を整えることも大切です。
中学受験を目指すためには、親御さんのサポートはもちろん「中学受験したい」「いい学校に行きたい」など、お子さんからのきっかけもあるといいですね。
成績が上がったときはもちろん、成績が下がったとき、勉強が嫌になってしまったときに前向きに応援してあげる雰囲気を作ってあげることも大切です。
お子さんの成長を著しく感じる時期だからこそ、うまくいくことばかりではありません。
結果を求めるだけでなく、壁を乗り越えるために前向きに声掛けをするなど、成長過程を楽しんでいただきたいと考えます。