社会のグローバル化に伴い、2020年度には新教育課程が始まります。

小学校でも英語が必修になりますし、中学高校でもこれまで以上に英語を「話す」能力が重視されるようになります。

では、英語のスピーキング力を身につけるには、どうすればいいのでしょうか。

▼目次

今後は英語のスピーキング力が必須

2020年度からの新教育課程

新教育課程とは、文部科学省が出している学習指導要領の改訂を指します。

これまでの教育課程より、一層「これからの社会で必要な力」が重視されます。

具体的には、英語やプログラミングが必修になったり、教科書の内容が変わったり、授業内容が変わったりします。

グローバル化で英語が必要に

グローバル化に伴い、これからは英語が必須の教養になります。

具体的には、日本社会の構成員に英語話者が増える、世界規模で取引を行う企業が増える、などです。

そのため、従来の英語を「書く」「読む」だけではなく「聞く」「話す」能力も必要になります。

学校の授業も「話す」「聞く」

それに伴い、学校の授業も「話す」「聞く」活動が重視されます。

授業は英語で行われたり、グループを作って英語でディスカッションしたり、英語で発表をしたりといった内容が内申に影響するようになります。

どうやって身につける?

まずは英語の基本的な勉強

英語のスピーキング力を身につけるには、そもそも英語を「読む」「書く」が出来ている必要性があります。

そして「読む」「書く」力を養うには、手順を踏んで英語の学力を上げる必要があります。

具体的には、英単語、英文法、長文読解の勉強を従来以上にきっちり勉強します。

英単語を覚えると、言葉を発することができます。

英文法を覚えると、文章で意図を伝えることができます。

長文読解ができていると、英語を聴き取って返事をする準備ができます。

スピーキングの勉強とは?

「読む」「書く」勉強をしながら、「話す」「聞く」勉強を始めてみましょう。

基本的には、「読む」「書く」能力はスピーキング力に繋がっています。

具体的には、実際に英語をスピーキングする機会を設けるのが一番です。

よく「習うより慣れろ」といいますが、これは半分正解で半分間違いです。

口から英語を発するためには知識、つまり「習う」のは必須ですが、でたらめでもいいからとにかく英語を口から出してみて「慣れる」のも、スピーキング力を身につける上で良いとっかかりになります。

スピーキング練習の機会を作る

家庭教師の先生と英会話

家庭教師の先生に頼んで、簡単な英会話をしてもらいましょう。

最初は挨拶、好きなものの紹介、自己紹介など、簡単なもので構いません。

学校の授業で使っている英文のテーマに沿ってスピーキングをしてみるのもいいでしょう。

特に、先生と信頼関係が出来ていれば、のびのびとスピーキングが出来ます。

オンライン英会話はおすすめ

スピーキング力を身につけるプロである、英会話教室に頼むのも効果的です。

特に、オンライン英会話は気軽に始められますよ。

1コマから受講できるサービスもあります。

一緒に楽しむ

最大の敵は「抵抗感」

スピーキング力を身につける上での最大の敵は、「抵抗感」です。

なぜ抵抗感を感じているのか、よく聴いてみましょう。

理由は間違えるのが恥ずかしいから、発音がわからなくて口に出せないから、慣れていないから、などが挙げられます。

原因に応じて、対処を家庭教師の先生にもお願いしましょう。

家族で「日本語禁止ゲーム」

家族で「日本語禁止ゲーム」をしたあとに、一緒に正しい言い回しや表現を調べてみましょう。

印象に残るので覚えやすいですし、スピーキングだけではなく「読む」「書く」勉強への抵抗感をも無くせます。

知っている英単語や文法知識が増えていくと、スピーキングも英語の勉強そのものもどんどん楽しくなりますよ。

スピーキング力は財産になる

これから、英語のスピーキング力は社会に出る上で重要なスキルになっていきます。

それを差し引いてもなお、スピーキング力は一生の財産になります。

英語で他の国の人と気持ちが通じ合う楽しさは、とてつもないものですよ。

異文化で生きる人とコミュニケーションを取れば見聞を深められるという観点でも、ぜひ英語のスピーキング力をつけるサポートをしてあげるのをおすすめします。