受験シーズンもいよいよ直前期に。

年末年始、お正月を間近に控えて忙しくなる時期です。

年末年始でも、受験生たちに勉強が必要なのは変わりありません。

受験生と家族がおさえておきたい、年末年始の過ごし方についてまとめました。

▼目次

年末年始も勉強に集中

早寝早起きでいつも通りの生活を

年末年始も、勉強しなければならないのに変わりはありません。

出来る限り、いつも通りの生活を送りましょう。

早寝早起きを心掛け、朝型の生活を送ります。

入試本番の試験は朝にあります。

朝、1番頭がはたらく状態にしておきましょう。

大みそかのカウントダウンには参加したいものですが…

午前1時までには寝て、朝8時までには起きるようにしましょう。

年末年始にやる勉強を事前に決めておく

年末年始は、どうしてもだらけてしまいがちです。

ダラダラと過ごしてしまわないように、あらかじめ勉強内容を決めておきましょう。

「過去問を、時間を測って解く」などは、特におすすめです。

この時期に必要な演習でもありますし、周囲の環境を忘れて没頭しやすいです。

周囲のお正月ムードに流されないように出来ます。

家庭教師の先生も、年末年始はおやすみをとってしまうでしょう。

事前に、年末年始の過ごし方について、先生にあらかじめ相談しておいてください。

周りの誘惑をシャットアウト

「お正月ムード」が大敵

年末年始にだらけてしまいがちなのは、周囲がだらけてしまいがちだからです。

家庭教師は「いつでも周りがずっと勉強している」環境から離れがちになりますね。

ですから、お子さん本人が「勉強しなきゃ」と感じるのが大切です。

そのために、周りの誘惑から切り離す工夫をしましょう。

誰か1人が勉強に付き合う

家族の誰かが隣で熱心に勉強する、という選択肢があります。

お父さんでも、お母さんでも構いません。

お子さんが解いている過去問を一緒に解いて、一緒に分析するとお子さんのためにもなります。

なんなら、勉強ではなく在宅の仕事でもいいでしょう。

もちろん、資格の勉強などでも構いません。

受験する学校や入試問題についてリサーチするのもおすすめですよ。

「一緒に頑張っている」環境を作ってあげるのは、そこまで難しくありません。

可能なら、普段通りに過ごす

理想は、年末年始に関係なく全くいつも通りの生活です。

しかし、そうすると初詣も親戚の集まりもなし。

それでは、不具合が生じるおうちだってあるでしょう。

ですから、無理に普段通り過ごすのは難しいですね。

出来る範囲で、いつも通りの環境を作ってあげてください。

息抜きも大切に

いつも通りの息抜きを

年末年始でも、そうでなくても、息抜きは大切です。

大事なのは「年末年始だから休む」のではなく「休憩が勉強の効率を高めるから休む」のを忘れないでください。

例えば、本人がやる気になっているのに、お正月だからと親御さんが休みを許可する必要はありません。

逆に、本人が疲れきっていたら、みんなが勉強していようが休む必要があります。

時間をきっちり決めて、いつも通りの息抜きをしましょう。

年末年始のごちそうを用意する

受験生の息抜きで、重要なのが食事です。

可能なら、年末年始の特別なごちそうを用意してあげましょう。

もちろん、家庭はそれぞれなので、お正月だからと必ずしも特別なごちそうを用意しなければならないわけではありません。

もし「お正月らしさ」を味わわせてあげるなら、どのみち必要な「食事」の場で行うと、効率がいいですよ。

初詣や親戚の集まりは?

大切な行事なら、行ってもいい

この時期の、初詣や親戚の集まりはどうするのが正解でしょうか?

受験に成功するための観点では、実は必要ないといえます。

その時間を勉強にあてた方が、合格には近づきます。

しかし、初詣や親戚の集まりを大切にしている人だっています。

初詣で縁起を担ぎたい性格の人もいますし、神様を信じている人もいます。

年に1度しか会えない親戚に会いたい場合もあるでしょうし、親戚の集まりをとても大事に思う人だっています。

それらが「直前期の勉強」より大切なら、行った方がいいでしょう。

事前に相談しておくのをおすすめします。

「行かない」選択肢もある

一方で「大切な時期に勉強以外のことをしている場合じゃない」という考えもあります。

絶対の正解ではありませんが、1つの選択肢です。

一生のうち、特に重要な試験を受験する年は、高校入試・大学入試・新卒就職試験のせいぜい3回です。

もし仮に小学校受験、中学受験、高校受験、大学受験、修士の大学院受験、博士の大学院受験、新卒就職試験を全て経験したとしても、全部で7回。

もちろん、これら全てを受験する人生はほとんどありません。

一生に数回くらい、年末年始の大切な行事に参加しなくても、とがめられない場合の方が多いのではないでしょうか。

そう考えて、年末年始の初詣や親戚の集まりに一切参加しない選択肢もあります。

年末年始も一緒に頑張ろう

大切なのは「出来るだけ普段通りに、メリハリをつけて勉強する」です。

入試直前期、どうしてもピリピリしてしまうかもしれません。

あまり特別な期間として扱わずに、いつものように優しく見守ってあげてください。