中学生や高校生には「定期テスト」があります。
そのときの学力を測ることはもちろんのこと、評定をつける基礎となってゆくゆくは内申点にも大きく関わってくるものです。

この定期テストは勉強の仕方、コツを知っていればしっかりと点数を取ることができるテストとなっており、考え方によっては模試や実力テストよりもはるかに点数を取りやすいテストでもあります。

そこでここでは定期テストについての正しい対策の仕方について紹介していきたいと思います。

▼ 目次

定期テストで高得点を狙うには

計画的に行えば時間が足りないということはない

定期テストで点数が取れない生徒の中には「忙しい」ことを言い訳にする生徒がいます。

中学生は勉強量も多く、クラブ活動や塾などの習い事が重なるとかなり忙しくなることがあります。

しかし定期テストで安定して高得点を取っている生徒の中には休みの日には遊びに行ったり、好きなゲームをしていたり、クラブもしっかりと取り組んでいたりすることがあります。

これはそういった生徒が時間の使い方が上手い、計画的に行動することができるということなのです。

つまり定期テストに関しては計画的に勉強をしていけば時間が足りないということにはならないのです。

本格的に動き出すのは2週間前から

普段からその日の復習を行ったりしていくことができれば、もっとも理想的ですが、本格的に動き出すのは2週間前からです。

このころになると試験範囲がどのあたりまでかもはっきりしてきます。それに向けて覚えなくてはいけないものが多い暗記系の科目から動き出していかなければいけません。

まだクラブなどがあるときでも寝る前に1~2時間ほどであれば時間を作り出すことはできるはずです。

ここで下準備を始めていき、試験範囲が正式に発表されてクラブが休みに入る1週間前から一気にトップスピードに持っていくのです。

2週間前から暗記系の科目をコツコツと始めていかなければ、なかなかいきなりは始めることはできないでしょう。

定期テストごとの取り組み方

中間テストへの取り組み

中間テストは5教科の試験が中心となり実技教科が入る期末テストよりも試験科目が少ないことが特徴です。

それだけに勉強を集中的に行いやすく、高得点が狙えるテストです。

ただし勉強期間が長くあるので試験範囲が広くなる可能性があります。

理科や社会などの暗記系は試験範囲が広くなると覚えなければいけない事項が急激に増えてしまいます。それだけに時間があるときに少しずつでも基礎の復習をしておけばテスト前に余裕ができることになります。

期末テストへの取り組み

期末テストは中間テストと比べると実技教科の試験が加わることが多く、中間テストよりも試験科目が増えます。

それだけに勉強の組み立てを間違えると点数を大きく落としてしまう科目が出てしまいます。

ただ、中間テストから期末テストまでは期間が短く、それぞれの試験範囲は狭くなりがちです。勉強時間を計画的に割り振れば対応はできます。

ここで注意するのは実技教科の重要性です。

高校入試、大学入試に向けては全体の評定は高ければ高いほど有利になります。

その際、実技科目の評定は決め手になってくるのです。

特に試験の回数が少ない分、期末テストの点数がそのまま評定に入っていくことも多くあります。

入試の際の内申点を考えれば実技教科のペーパーテストこそしっかりと点数を取らなければならないのです。

勉強時間の計画の中に実技教科も組み込んでいくようにしましょう。

定期テストの勉強法とは

模試や実力テストとの違い

定期テストではよく「学校ごとの傾向」「担当教師ごとの傾向」が注目されています。

科目を担当している先生が試験問題を作ることが多いためにどうしてもクセが出やすいのです。

授業でその先生が重要だと言っていたポイント、黒板に大きく強調して書いていたことなどは出題される可能性が非常に高くなります。

先生が独自に作っている授業プリントなども最重要箇所です。

そのため定期テストの勉強は塾の問題集などに加えて、授業プリント、授業ノート、教科書ワークなどをしっかりと復習することが重要となります。

模試や実力テストとはこういった点が大きく違っているのです。

科目ごとのワンポイント勉強法

「英語」教科書に出てくる単語や熟語、表現などは頻出となります。教科書の準拠ワークがもっとも勉強しやすいでしょう。

「国語」教科書の文章の解釈は教師の考え方が強く出やすい部分です。授業プリントや授業ノートがもっとも役に立つ科目だと言えます。

「数学」暗記することも少なく、教師ごとの差がほとんどありません。市販の問題集などの基礎問題をやり込むのが確実に点数を取る方法です。

「理科」暗記が多いので前もっての準備が必要になる科目です。計画的に暗記をこなしていきましょう。

「社会」地理や歴史は覚えた暗記事項に関連させた問題が出ることが多くあります。覚えた知識を応用できるようにしておきましょう。

まとめ

定期テストは取り組み方を間違えなければ模試や実力テストと比べると点数を取りやすいという特徴があります。

前もって準備をして計画的に取り組んでいきましょう。