中学受験 家庭教師と個別指導 料金相場を徹底比較
中学受験をするにあたって何を利用しているかは家庭によって違います。
家庭教師、集団指導塾、個別指導塾と色々とあります。
そのなかで集団塾はコースごとに料金が明確に設定されているのでわかりやすいのですが、家庭教師や個別指導は料金がどう違うのかがわかりにくいこともあります。
そこでここでは一般的な家庭教師や個別指導の料金の相場について紹介していきたいと思います。
個別指導と家庭教師の一般的な料金相場
個別指導の相場とは
個別指導塾は基本的には集団指導塾よりも割高になっています。
中学受験塾では1教科あたり週に1回で10000~15000円前後ほどがだいたいの相場です。
複数の教科を申し込むと回数が増えていき、少し割引になることがあります。
また、塾によっては科目も自由に選べるようになっている塾もあります。
例えば週に3回の契約で1週目は算・国・理で勉強をして2週目は算・国・社というようにするのです。
それでも週に3回ともなると月額では5万円前後が相場です。
家庭教師の相場とは
これは地域や派遣会社などによっても大きく差が出てくるのですが、一般的なところでは普通の家庭教師が1時間あたり3000~4000円前後、ベテラン家庭教師だと4000~6000円前後、プロ家庭教師だと5000~8000円前後というのが相場です。
家庭教師には色々とランクがあり、そのランクによって大きく違いが出るという特徴があるのです。
もちろんなかには1000円台の格安の家庭教師もありますし、10000円近い費用がかかる家庭教師もあります。
普通の家庭教師とは
一般的に普通の家庭教師と言えば学生アルバイト講師です。
学生であるだけに安く利用することができるのです。
また、比較的生徒と年が近いということもあって、親しみやすく、講師と生徒との間に壁ができにくいというメリットがあります。
しかし当然ですが指導経験が少ない学生が多く、自分の大学の試験などと授業が重なるとそちらを優先するために予定が立てにくいというデメリットもあります。
ある程度システムが整っている大手の家庭教師派遣会社であれば代わりの講師を派遣したり、受験に関してもしっかりと相談に乗ってくれるので安心できます。
ベテランの家庭教師とは
完全に専門で家庭教師を行っているのではないものの、塾などの教育業界にいて、指導経験がある人たちのことを指します。
やはり知識や経験が学生アルバイトとは大きく違っていますので、その人自体が進路指導をできたり、受験についての相談にも乗ってくれたりします。
また、入試までの日を逆算して勉強のプログラムをたててくれることもあります。
学生アルバイトよりはかなり時給が高くなりますが、それだけの意味があると言えるでしょう。
プロ家庭教師とは
すでに指導において合格実績があり、専門で家庭教師をしているような人たちを指します。
特に公的な資格があるわけではありませんが、家庭教師の派遣会社が認定している人だけがこれに該当します。
時給はかなり高額になりますが、実績に裏打ちされた指導は的確そのもので、信頼度はかなり高いものになります。
回数を多く依頼するとかなりの金額になりますので、それらを考えて依頼する必要があると言えます。
注意しないといけない家庭教師とは
トータルの支払い金額が曖昧である会社は怪しい
やはり高額になる家庭教師では合計の支払い金額が気になるところです。
しかし会社によってはそこを曖昧にして支払う時に気づくということもあります。
家庭教師の授業料、入会金、管理費、教材費、交通費など合計でいくらになるかということをはっきり提示してくれない会社がよいでしょう。
高額な教材を使用したり、管理費などで多く取られることがあるからです。
知り合いに依頼するのは避ける
近所の知り合いや親せきなどに家庭教師を依頼するということがあるのですが、これは避けた方が良いです。
生徒との相性が合わないときや指導に納得がいかない時でも知っている人だけに断りにくく、ダラダラと続けることになってしまうからです。
金銭も絡むことですのでトラブルにも発展しやすく、しかも教える生徒が知っている子どもだと客観的に判断することができなくなっていきます。
理屈よりも感情が優先してしまうからです。
知り合いに頼みやすそうな人がいても安易に頼まず、実績のある家庭教師派遣会社に依頼するようにしましょう。
まとめ
個別指導と家庭教師では指導が似ている感じはありますが、実際にはかなり違った部分もあります。
その生徒にとって最適なものは様々ですので、どちらが必ず正しいということではありません。
その生徒に合った学習環境を整えることが、もっとも成績を安定して伸ばすことができると言えるでしょう。
その際、かかる費用に関しても支払いが合計でどれだけになるかをしっかりシュミレーションしておけば、支払う段階で戸惑うことはなくなります。