塾や学校、図書館やカフェなど勉強をする場所は色々とありますが、普通その勉強時間がもっとも長くなるのが「自宅」です。
そのため、自宅での正しい勉強を知っているかどうかで大きな差が発生してくるのです。
ここでは自宅での勉強方法を紹介していきますので、これを参考にして成績をアップさせていきましょう。

自宅でどうやって集中するかがポイント

自宅には誘惑が多い

自宅で勉強する際にもっとも重要になるのが「集中」です。
塾や図書館などと比べて圧倒的に勉強の邪魔となる誘惑が多いからです。
家にはテレビがあり、パソコンがあり、マンガがあります。
机の横にベッドがあれば寝ころびたくもなります。
スマホが近くにあれば、すぐに触りたくなります。
おなかがすけばお菓子が、喉が渇けばジュースがあります。
勉強しようと決心してもすぐに休憩してしまうのはこれらの誘惑に負けているのです。

誘惑に負ける人はリビングで勉強をする

自宅で勉強する場合は、落ち着いた自分の部屋でする人が多いと思います。
しかし自分の部屋で一人で勉強しているとかなりの確率で誘惑に負けます。
リビングであればだれかの目がありますので、すぐに休憩したりスマホをいじったりすることはできません。
さらに完全に静かな環境よりも少し雑音があるくらいの方が集中力が高まるということがわかっています。
もちろんうるさいほど騒々しいのはいけませんが、リビングやカフェなどでの環境音くらいであれば、人は無音よりも集中できるのです。
自然の音、虫、鳥、川などの音で自分が集中できる音を探してそれをかけるのも良いかもしれません。

勉強の邪魔になるものを排除していく

意志が強いという人でも手元にスマホがあれば、やはり触りたくなるものです。そういった場合は自分の勉強の邪魔になりそうなものを
保護者などに預けてしまいましょう。
誰かに見られている、誘惑するものがない、決められた範囲まで終わらなければ休憩できない、という環境を作ってしまえば驚くほど集中力は向上します。
これは特に勉強をすることが嫌い、苦手という生徒におすすめです。
嫌いな勉強をしている1時間と、好きなゲームをしている1時間は時間の進み方がまったく違って感じるものです。
これはその行動に対してどれだけ集中しているかが、
関係しています。
まずは「勉強する環境」を作ることから始めるのです。

自宅で行う勉強とは

難解な問題は自宅では行わない

自宅で集中力を持続して勉強していく際にするべきでないのは「難関な問題」です。
ちょっと考えても解けない難しい問題を自宅で一人で解いていても時間の無駄にしかなりません。
説明や解説が必要な問題は塾や学校で先生に質問できるような状況で行うか、家庭教師の先生が来ているときにするべきなのです。
自宅で一人で勉強するときには基本問題、定着問題、暗記問題などを行うのが効率的です。

計画的に行うのが絶対条件

成績が安定して上位なのに「毎週テレビドラマを見ている」「映画などを見に出かけている」「マンガなども読んでいる」という生徒がいることがあります。
こういった生徒に共通しているのが「時間の使い方がうまい」ということです。
何時から何時までは勉強、何時になったらテレビを見る、と
時間を決めて計画的に行動しているために無駄がありません。もっともダメなのがだらだらと何をしていたかわからない時間が多くあるということです。
テレビを見たりゲームをしたりお風呂に入ったりしていて、気が付いたら寝る時間だったというのがもっともいけません。
計画的に行動していくことが自宅で勉強をするのに必要な条件なのです。

無理はしないでできる範囲から少しずつ増やすこと

今まで自宅で勉強をしていなかった生徒にいきなり「今から5時間勉強しなさい」と言ってもできるわけはありません。
慣れていない生徒が集中して勉強をできる時間は、「15分」と言われています。
まずは「15分」「30分」というように連続して勉強する
時間は少しずつ伸ばしていくのがポイントです。
無理はしすぎてはいけませんが、決めた時間はしっかりと「集中して」勉強するということを守りましょう。

どうしても集中できない場合は他で勉強しよう

どれだけ条件をつけても、基本的には自宅は「ゆっくりする所」です。
どうしても自宅では集中して勉強することができないという生徒もいます。
そういったときは塾や図書館、カフェなどを積極的に利用しましょう。
塾や図書館には自習室が備えられているところが多く、自宅ほど誘惑が多くはありません。
落ち着いて勉強できる環境を作ることが何よりも重要なのです。

まとめ

自宅で勉強をする機会は多いとは思いますが、正しい勉強法で行わなければ、せっかくの時間を無駄に過ごしてしまいます。
集中して勉強できる環境をつくり、勉強していくことで成績アップにつなげていきましょう。