自習場所はどこがいい?カフェ?自宅?図書館?自習室?
受験に向かって勉強をする際に学校や塾、家庭教師などの授業を受けるというのは普通ですが、それ以外の「自習時間」は言うまでもなく重要なものです。
その自習をどこでやるかによってその効率や成果は大きく変わってきます。
そこでここではそれぞれの自習場所のメリットやデメリットについて紹介していきたいと思います。
それぞれの自習場所のメリットとデメリット
自宅での自習
自宅で学習するのにも「自分の部屋」と「リビングなど」の二通りがあります。
自分の部屋で勉強をするという学生が多いと思いますが、実はあまりおすすめはできません。
自分の部屋にはベッドや漫画、ゲーム、スマホなどの誘惑が多く、誰も見ていないという状況なのでそれらの誘惑に負けてしまうことが多いのです。
その点、リビングで他の人の目があるとサボることはできません。
ぶっつづけて勉強できる割合としては圧倒的にリビングの方が高いのです。
自分の部屋で勉強をする際にはスマホなどはリビングに置いていくというような工夫を行いましょう。
図書館での自習
図書館は空調が適温に調節されていること、無料で利用できること、静かな環境であることというようなメリットが多い場所です。
最近では自習スペースのような個別ブースが作られている図書館も多く、自習するのには非常に適した環境だと言えます。
夏の暑い日や冬の寒い日などでも空調を利かせてくれているのがありがたい場所なのですが、唯一の問題は自宅の近くにそういった図書館があるかどうかということです。
こればかりはどうしようもない条件なのかもしれません。
カフェでの自習
カフェで勉強をしているという人も多くいます。
ここでは適度にお金を払っているということや生活音がするという勉強しやすい環境があります。
もちろんカフェによっては大声で話している団体などがいるとうるさくて勉強できないということもありますが、一般的には勉強するのにちょうど良いくらいの音環境です。
また、カフェで飲むコーヒーにはカフェインが含まれています。
カフェインには疲労回復効果、鎮静効果、眠気覚まし効果がありますので勉強とは相性が良い飲み物です。
コーヒーを飲みながら勉強するのも良いでしょう。
ただし、最近では勉強などが禁止されているカフェもありますし、ある程度混雑している店舗では非常に迷惑な行為ともなります。
周囲の状況には注意しておきましょう。
カラオケやネットカフェでの自習
意外とおすすめできるのがカラオケやネットカフェです。
利用料金はかかりますが、静かな環境で勉強ができます。
たいていはソフトドリンクが飲み放題になっていますので、それも非常に便利です。
特にカラオケでは国語や英語の音読を声を出して読むことができるという利点もあります。
フリータイムなどをうまく使えばお得に利用できるでしょう。
自習室での自習
「自習室」では静かな環境で勉強をすることができます。
ここで勉強をするメリットとしては、問題集や参考書を利用することができるということがあります。
塾などを併用している方は、塾の自習室には問題集や過去問が多く設置されていることがありますので、それらを自由に利用できるというのが大きなメリットです。
また、わからない部分を先生に質問できるというメリットもあります。
自習室に専門のチューターを備えているところも多くなってきており、わからないところをその場で解決できるというメリットがあるのです。
もともとが勉強しやすい環境ですのでモチベーションも保ちやすいというのも大きいでしょう。
自習をする際にさらに効率をあげるポイントとは
静かだから集中できるとは限らない
基本的には騒々しいところよりも静かな場所の方が勉強はしやすいのですが、実は完全に静かな環境(図書館など)よりもリビングやカフェのような生活音がある方が
集中できるという研究結果があります。
もっとも集中できる音環境で勉強するようにしましょう。
誘惑を遠ざける
自習のもっとも邪魔となるのが様々な誘惑です。
漫画、ゲーム、スマホ、テレビなど多くの誘惑があります。
これらをどれだけ遠ざけていけるかが自習のポイントとなります。
特にスマホはいつも手元にあり、利用頻度も高く、勉強の邪魔になります。
自習する際はスマホの電源を切ったり、別の部屋に置いておくというような工夫が必要と言えます。
適温のなかで勉強をするのが重要
25℃の部屋で勉強していた学生を20℃の部屋や30℃の部屋に移動させて問題を解かせると集中力が大きく下がり、ミスが40〜50%も増加したという研究結果があります。
ある程度の空調設備があるところで勉強をするようにしましょう。
まとめ
同じ自習をするにしても、どこでするかによってその効率は大きく変化します。
もちろん人によって集中できるという場所は違ってきますので、それぞれの特性を考えて、自分がもっとも集中できる場所で自習をするようにしましょう。