中学受験の進学塾などでは塾以外の習い事をすることはあまり歓迎はされません。
そのなかで比較的好印象を持たれているのが「そろばん」です。
中学受験でもっとも厄介なのが算数だと言われていますが、そろばんはその算数の強化に役立つというのです。
そこでここではそろばんの効果について紹介していきたいと思います。

▼ 目次

そろばんの効力

圧倒的な計算力を手に入れる

そろばんを習っていた人ならわかることですが、そろばんを習っていると計算力が著しく向上します。
「そろばん」が手元になくても大丈夫かという心配も無用です。
そろばんをある程度やっていると計算するときに頭の中にそろばんが出てきてそこで計算が行われるからです。

中学受験の算数は計算や図形、様々な種類の文章題など多種多様ですが、その根本は「計算力」です。
解き方を知っている子どもでも計算力がない生徒は算数で高得点を安定してとることはできません。
また、速度も非常に遅くなってしまいます。

暗算がある程度できるようになると単純な計算問題であれば、見ただけで答えが出せるようになります。
すべての計算においてスピードが段違いに速くなりますので、圧倒的に有利に問題を解くことができるでしょう。

実はそろばん教室に通っていて実際に役立つのは、そろばん(珠算)ではなく暗算です。
日常的にそろばんを使うことがないからです。
しかし暗算は日常生活でも算数や数学という科目でも常に使うことができます。
しかも日常的に使っていることから能力はなかなか衰えることがありません。

一度身に着けてしまえば、ほとんど半永久的にその計算力を使うことができるのが暗算なのです。
算数や理科のように計算が絡む勉強についてもそれは同様なのです。

脳の活性化と処理速度の向上

そろばんは指先を細かく使います。
老人のボケ防止には指先を使うのが良いと言われているほど、指先の動きは脳の活性化を促します。
受験勉強において脳の活性化は大きく助けとなります。
どんどん指先を使って脳を刺激していきましょう。

また、そろばんは様々なことに対しての処理速度を上げていきます。
これは理屈ではなかなか説明できないことですが、そろばんをしていると判断力、決断力が高まるのです。

これは計算過程で間違えた場合どこまで戻って計算をやり直すのか。
どの問題を捨てて次の計算に向かうのかということを常に考えてそろばんをはじいているからです。
この積み重ねによって高い処理能力を身に着けるのです。

そろばんはいつはじめて、いつまで行うのか

始めるのは早い方が良い

どのような習い事でもそうですが、子どもは小さいほど頭が柔らかく吸収力が高くなっています。
そろばん教室によっても違いますが、小学校に入ったら習うことができるというのが一般的のようです。

中には小学3年から4年で始める子どももいますが、これはまったく問題はありません。
ただし5年生や6年生から始めるというのは少し遅いかもしれません。
特に中学受験を考えている場合などは高学年になると塾の回数や宿題も増えるために他の習い事をするのが難しくなってくるからです。

本人が嫌がっていないのであれば、できるだけ早くから習うのが良いでしょう。
嬉しいことにそろばん教室は月謝が安いところが多いという特徴もあります。

辞め時は色々とある

ではそろばんはいつ辞めるのが普通なのでしょうか?これは大きく分けると2つあるようです。
まず目標としている級(段位)まで進んだ場合です。
珠算や暗算は2級以上を取得していれば将来的に他の資格と同じように履歴書に書くことができるようになります。
学生であれば内申書や調査書に資格として書けるのです。

まずはここを目標にするという子どもが多くいます。
中にはそのまま突破して段位まで取る場合もあります。
珠算や暗算が四段以上になると指導する資格となりますので、ここまで行く場合もあります。

もう一つは学年を区切りにする場合です。
そろばん教室は週に2回程度のところが多いのですが、塾の回数が増えてくる学年になると両立するのが難しくなってきます。
通うのが現実的に難しくなったところで辞めるということも多いのです。

ただしどちらの場合もそれまでにそろばんをやってきたということは算数という科目、ひいては数学という科目に大きく役立つことは間違いありません。
いつまでしないといけないというこはあまり気にせずにそれぞれのタイミングで辞めるのが良いと思います。

まとめ

「医師に聞いた、習っていて役立った習い事」でも、堂々の「三位」に入ったというのが「そろばん」です。
そこで手に入れた計算能力は大人になっても何かと重宝しますが、やはり本領を発揮するのは受験勉強中の子どもでしょう。

そこで得られる高い計算力は本当に貴重なものです。
もちろん塾や他の習い事との兼ね合いはありますが、そろばんはぜひとも習わせておきたい習い事だと言える習い事なのです。