高校範囲の復習のポイントまとめ(英語編)
英語という科目は文系でも理系でも入試に必要になるという重要科目です。
文系であれば中心科目となりますし、理系でも「理系英語」があり、受験科目になることが多くあります。
しかも苦手意識を持っている生徒は中学生からひきずってその思いを持っているために、正しい勉強の仕方を知らなければなかなか入試で点数を取ることができません。
そこでここでは英語の正しい勉強の仕方、復習の順序を紹介していきたいと思います。
▼目次
1、まず基本になるのは単語、熟語
よく受験生が単語・熟語集などを電車の中などで見ている学生がいます。
あれはこの英語の基礎となる単語・熟語を覚えようとしているのです。
後で紹介しますが高校入試も大学入試も英語は長文が出されるために最終的には長文の問題を解けるようにしなくてはいけません。
しかし長文に出てくる単語や熟語をあまりにも知らないという状態で長文問題を解いてもおそらく何が書いてあるかわからないだけになります。
それをだらだらと長い時間をかけて解こうとしていても時間の無駄です。やはり最低限の単語や熟語を覚えた状態が基本となることを意識しましょう。
単語や熟語はただぼんやりと眺めていても覚えるものではありません。
「つづりが書ける」「声に出して読める」「日本語の意味を知っている」ということがセットになってきます。
そのために家で勉強しているときなども単語を声に出して読むことをしなければいけません。
最近は音声CD付きの単語集なども数多く発売されています。
必ず声に出して読むことでより深く単語を暗記することができるのです。
そしてこういった勉強は長文の復習をはじめても続けるようにしましょう。
2、長文の復習のポイント
英語の大学入試のポイントはやはり長文になります。しかし勉強を正しくしなければ点数はなかなか取れません。
長文の復習法の一つとして「多読」というものがあります。これは長文の問題をある程度の数をこなすことで長文に慣れていくというものです。
入試や模試の時にいきなり英語の長文を解くということは慣れていなければできません。
そういった意味では必要なことと言えます。
しかし、もちろんただ単純に数をこなしていればよいというものでもありません。解き方というものがあるのです。
まず長文が載っている問題集にいきなり色々と書きこんでしまうことはやめましょう。
これは他の教科でも同じですが、問題自体に書きこみをしたい場合はコピーをとってそれに書きこんだり、解答はノートに書きこむようにしておくほうが良いでしょう。
いきなり書きこんでしまうと、二回目に使うことができなくなります。最初からノートに答えを書いていれば何度も使うことができます。
特に何度もする前提の教科などはそうした方が良いでしょう。
英語の長文を一度解いたら終了というのではなく、解いた後でわからなかった単語や熟語、文法表現などを調べて書きこみます。
その際、解説を読んでもわからないものは辞書や参考書を使って調べましょう。
同時に解説に書いている和訳を読んで、どういった文章だったのかを確認します。
それぞれの対応している部分を理解できたら、その長文を声に出して音読します。できれば、これも音声CDが付いていれば良いのですが、もしなくても発音を調べて読むようにしましょう。
色々とヒントを書きこんである長文ですので何とか読めると思います。
それがある程度スムーズに読めるようになったら何も書きこんでいない長文を読むようにします。
これをすらすらと読めるまでやりなおすのです。
ここまで時間をかけて復習をすることが英語を上達させる近道です。
かなり時間がかかるために面倒くさがってやらない学生が多い方法ですが、英語を本当に理解するには必要な方法と言えます。
古文の文章や英語の長文はよほど得意としている生徒でない限りは慣れが必要になってきます。
最初はまったく意味がわからないかもしれませんが、こういった勉強の仕方をしていると少しずつ「早く」「正しく」読めるようになってきます。
なんとなくあらすじがわかるようになってきたり、以前に出てきた単語や熟語が読めるようになっていきますので少しずつ確実に上達していきます。
また、こういった長文の勉強をしている期間も少し空いた時間や電車などに移動中に単語や熟語の復習は続けておきましょう。
単語集を読んでいても良いですし、色々と書きこんだ長文のコピーをもう一度読んでいてもかまいません。
とにかく英語に触れる時間を増やしていくということが英語上達への確実な道なのです。
まとめ
英語は入試に必要となる科目になることが多い重要科目です。
しかし「英語の長文が得意だ」という生徒はあまりいません。苦手としていることが多いのです。
それだけに時間をかけて正しい長文の復習を繰り返していると英語は苦手科目ではなく点数を稼げる科目にすることができます。地道に身につけていくように復習をしていきましょう。