受験に合格するためには受験勉強は欠かせませんが、ずっと勉強をやり続けるというのは非常に集中力を必要とすることです。
ほとんどの生徒は途中で集中力が途切れ、飽きてしまうことで勉強をやめてしまいます。

そこでここでは受験勉強を飽きずに続けていくポイントを紹介していきたいと思います。

▼目次

そもそも集中力はそれほど続かない

集中力が途切れる前提で計画を立てる

例えば3時間勉強をしようとして一度も休憩することなく、ぶっ通しで勉強を続けることは非常に困難です。
そもそも人間の集中力は15~30分ほどが継続の限界と言われています。
自分が好きなこと、興味を強く持っていることであればある程度持続するのですが、勉強を好きという生徒はやはり少ないものです。
つまり3時間集中力を途切れることなく勉強を続けるという計画自体が間違いだということになります。
3時間途切れさせないのではなく、効率よく3時間を組み立てるのです。

30分英語をする、5分休憩をする、30分数学をする、5分休憩をする、というように休憩をはさみながら教科を変えるというのも良いでしょう。
学校の授業のように50分勉強して10分休憩するというやり方も効果的です。
得意な科目や分野と苦手な科目や分野を交替で行うのも気分転換になります。
思考力が関係するものと暗記が関係するものを変えるのもおすすめです。
自分の限界を調べながら計画を立ててみましょう。

飽きてきたときや眠いときは無理をしない

完全に飽きてしまってまったく集中ができていないときや、意識が保てないほど眠いときに勉強を続けても何の意味もありません。
どうしても無理だと感じたときは散歩に出てみたり、時間を決めて寝てしまうというのも一つの方法です。
意外とその方が全体的に見ると効率よく勉強ができたりするものです。
うまく勉強をしている生徒はそのあたりのメリハリが上手だということを覚えておきましょう。

同様にどうしても気になることがあるときもそれをがまんして勉強するのはあまりおすすめしません。
その状態で勉強をしても集中しきれないからです。
気になることがあるのであれば先に済ませてしまいましょう。
どうしても見たいテレビがあるときなどは見てしまう方がすっきりと勉強に打ち込めます。

飽きてきたときに勉強を続けるポイント

環境を変える

自宅の自分の部屋などで勉強をしていて「飽きた」と感じるときは勉強に飽きたのではなく、その空間、環境に飽きている可能性があります。
同じ部屋、同じ机、同じ勉強道具に飽きているのです。
そこで勉強する場所を変えてしまうというのも方法です。
図書館や学校の自習室などは無料で使えるのでおすすめです。
飲み物代くらいを出すのであれば喫茶店やファストフードなどでも可能でしょう。
このように勉強をする環境を変えるだけで飽きるということはずいぶん減ります。

人に会う、ライバルを作る

ずっと一人でいると、その雰囲気に飽きてしまうということがあります。
また、長い目で見ても友達やライバルなどと競っている生徒の方が完全に一人でいる生徒よりも刺激を受けやすいということもあります。
ただ、勉強が関係しているときは人を選ばなくてはいけません。
ずっと遊びを誘ってくる友達は論外ですし、自分と学力がかけ離れている人も刺激という点では合わないのです。
自分とほぼ同じか少し上くらいの人に一番刺激を受けやすいと言われています。
勉強に刺激を与えるのであれば人と会うのが良い方法なのです。

体を動かす

ずっと同じ姿勢で勉強を続けていると姿勢が固まってしまい、血行も悪くなります。
また眠気も誘ってきますし、頭がぼーっとしてくるということもあります。
少し疲れてきたと感じたら体を軽く動かす、柔軟体操をする、ということがおすすめです。
少し体を動かすと頭もすっきりしますし、血行も良くなります。
思いっきり伸びをしてみるのも良いでしょう。

また、一つの勉強方法として「立ったまま勉強する」というものもあります。
一見集中できないようですが、実は集中して勉強をできる姿勢でもあるのです。
暗記に関しても立った状態で強く覚えようとすると覚えやすいとも言われています。
同じ姿勢に疲れてきたらこのように体を動かしてみるというのも良いでしょう。

緊張と緩和

効率よく勉強を進めていくためには緊張と緩和を繰り返すのが効果的です。
ずっと緊張した状態が続いていると集中力は低下してくるものなのです。

  • ・交感神経(興奮状態)
  • ・副交感神経(リラックス)

を交互に切り替えていくことで人は集中力を保っています。

休憩するときは中途半端に勉強のことは考えず、しっかりと休憩しましょう。
勉強すると決めたときは本気で集中して行いましょう。
こうしてはっきりと切り替えていくことが重要なのです。

まとめ

集中して勉強をするということは受験生にとっては非常に重要なテーマです。
取り組み方を考えることで効率よく勉強をしていきましょう。