中学生において2学期の定期テストはどの学年においても重要な意味を持っています。
ここでどのように点数を取っていくかが評定を整えるのにも影響してくるのです。

そこでここでは2学期の定期テストで点数を取るための勉強法を紹介していきたいと思います。

▼目次

2学期はどの学年でも重要となる

中1の2学期とは

中学生になってまず小学生のときと大きな違いに気づくのは定期テストです。
しかし多くの学校では中1の1学期のテストは非常に簡単なものです。
英語はアルファベットや基本的な構文、数学は算数の復習内容を多く含んでいます。
つまり1学期はある程度点数は取りやすいのです。

これが2学期に入ると急激に難しくなっていきます。
英語は覚えるべき単語や熟語が増えていき、文法もややこしくなっていきます。
数学も文字式が入ってくるためにつまづく生徒が出てきます。
理科や社会でも覚える単語や用語が増えてくるために点数が取りづらくなってくるのです。

中2の2学期とは

よく塾の講師や家庭教師が言うことに「中学の勉強は中2がもっとも重要」というものがあります。
英語では中2に不定詞、動名詞、過去、助動詞、受動態など中学英語の中心となる単元が多く出てきます。
ここで理解ができなかった生徒は中3になって不定詞の応用や助動詞の書き換えなどは当然できなくなっていくのです。

これは数学でも同様です。
中2の間に二次関数、二次方程式、図形の証明、確率などが出てくるのです。
その中でも2学期に英語では不定詞、動名詞が、数学では二次関数といったまさに重要単元が学習されます。
ここで点数が取れなかった、理解できなかった生徒はこれを応用して出題がなされていく中3になっても点数が取れる見込みがなくなってくるのです。
そういった意味では中学の学習のなかでももっとも重要な時期であると言えるでしょう。

中3の2学期とは

中3の2学期には多くの科目で中学で学習する内容が終了していきます。
一部数学の三平方の定理が残っているくらいでしょうか。
ただ、この時期は多くの生徒が受験モードに突入しており、成績が一気に上がりがちです。
ここで気を抜いていると自分だけ置いていかれる可能性があります。
そしてこの2学期の成績である程度の内申点が揃います。
多くの場合はこの内申点を見て志望校を決定していきます。
評定を整えるためにもこの2学期の定期テストではしっかりと点数を取る必要があると言えます。

2学期の勉強法

試験範囲に注意すること

2学期は1学期の定期考査が終わって夏休みを挟んでいます。
そのため試験範囲がどこからだったかを忘れがちです。

たいていの中学では試験の1週間前ほどに試験範囲表が配布されますが、それを見てから勉強を始めるというのでは遅すぎます。
1学期の試験範囲以降の内容は2学期の試験に含まれますので、前もってその単元を復習し、テストに向けて準備しておくのです。
試験範囲が配布されてからの1週間は最後の仕上げのような気持ちで臨めば点数が取りやすくなります。
1週間でまとめてやるというのではなく、試験範囲を考えて前もって動くことが重要なのです。

定期考査で点数をとるポイントはやはり授業である

学校の先生は同じ単元を教えても違う先生が教えるとかなり違ったものになります。
先生ごとに指導する方法が違う、重要視しているところが違うという差があるからです。
そして多くの場合はその指導した先生がテストを作ります。

そう考えると定期考査に出題される問題は先生が授業中に「重要だ」と強く教えていた内容が多くなることになるのです。
授業ノートや授業中に配布されたプリントなどを常に復習し、その内容を覚えていくというのが
定期考査での点数の取り方ということになります。

家庭教師や塾ではその内容を受験勉強につなげていくような指導、学力の地力をつけるような指導を中心に行っています。
もちろんこの勉強は模試や入試で点数を取るために非常に重要になってくるのですが、「定期考査」という点で考えるのであれば、授業の内容をしっかりと覚えることが点数アップに直結すると言えるのです。

もっとも重要なのは本人の意識

勉強は強制的にやらされていても長続きしませんし、効果もあまりありません。
本人が「この2学期は重要だ」という認識を持って勉強に取り組まなければ効果は出ないのです。
これはクラブに打ち込んでいる生徒、勉強せずに遊んでばかりの生徒に強く言えることです。
「とにかく勉強しなさい」というのではなく「この2学期の重要性」を理解させなければ
ならないのです。
どの学年でも重要な単元が出てくる2学期です。
特に英語や数学はここの内容が理解できなければこの後の学習にも大きくダメージを負ってしまいます。
まずは本人の意識から変えていきましょう。

まとめ

2学期はどの学年においても非常に重要な時期になります。
学校行事などで忙しい時期ではありますが、しっかりと準備をして対処していきましょう。