中学受験をするかしないか、というのがまず大きな判断になります。
そして「どこを受験するか」を正しく選べるかどうかが子どもの人生を左右すると言えるでしょう。
しかしどうやって志望校を決めてよいかわからずに「名前だけで」「偏差値だけで」決めてしまっている生徒が多いのも事実です。
そこでここでは志望校選びのポイントを紹介していきたいと思います。

▼目次

まずはざっくりといくつか志望校の候補をあげる

大阪や名古屋のような都市では私立中学は数十校、首都圏では約300校もの数があります。
その中から絞っていくわけですから、まずはざっくりとした括りで絞っていきます。
「だいたいの偏差値」
「大学がついているかどうか」
「男子校、女子校、共学のどれか」
「家からの通学時間、通学方法は」
「宗教教育はあるか、厳しいしつけか自由な校風か」
というところからです。
まったく志望校がないと模試などで志望校を書いてだいたいの偏差値や合格可能性などを出すことができません。
5校~10校ほどリストアップしておけば良いでしょう。
ただし、いきなり1校に絞る必要はありません。

極端な話、願書を提出するぎりぎりまで1校に決定する必要はないのです。
特に保護者が地方の出身であったりすると中学受験という感覚があまりなく、ピンとこないかもしれません。
中学受験が盛んに行われているのは首都圏や大阪、名古屋などの大都市であって、地方では公立中学へ進学するのが普通なのです。
そういった地域の保護者は自分の価値観だけで判断することはせずに、まずは知ることから始めていき、徐々に志望校を決めていくようにしましょう。
最初の時点では大まかな偏差値や男子校か女子校か共学かなどを見て決めていきましょう。

志望校を少しずつ絞っていく

5年生までであれば積極的に合同説明会に参加するのが良いでしょう。
合同説明会とはその地域の私立中学が一堂に会して行われるもので、参加校はそれぞれのブースを構えています。
そこでは簡単な学校説明を聞くことができ、パンフレットなどをもらうことができます。
これに参加してまずは「知る」のです。
6年生になるとその学校が独自で行っている学校説明会に参加しましょう。
その際、「家からどれくらいの時間がかかるか」「学校の周りの環境はどうか」ということを学校の雰囲気と共にチェックしておきましょう。
学校説明会では細かい学校情報が説明され、学校によっては願書や過去問などをくれる場合もあります。
また、文化祭や体育祭を見学できるところもあります。
かなり気になっているところであれば見に行くのも良いでしょう。
そこで学校の方針、雰囲気、校風などを見て自分に合うかどうかを考えていきます。
そしてこのころになると偏差値によって合格可能性が判定されるようになっていきます。
自分の偏差値のプラスマイナス5くらいが基本的な圏内、幅を大きく見るとプラスマイナス10の範囲で絞っていくことになります。

第一志望だけは早めに決定を

志望校を完全に決定するのはぎりぎりでも構いませんが、第一志望は6年生の夏には決定しておきましょう。
夏期講習で学校別の特訓が行われることもありますし、中学受験は学校によって出題傾向が違ってきますのでその学校に合わせた勉強も行っていかなくてはいけなくなるのです。
大手の進学塾では9月からは志望校別コースで授業を行われるところがほとんどです。
そしてこの志望校別コースは誰でも入ることができるわけではなく、夏期講習の終わりに行われる塾内模試などで決定されていきます。
つまりこの時期に自分が希望する志望校別コースに入ることができないようでは合格の可能性はかなり低いということになるのです。
塾の先生と相談しながら志望校を変更していかなければならないでしょう。

併願校の決定は秋から冬にかけて

第一志望の学校に対する思いいれは家庭によって違います。
その学校でないなら公立中学へ行く、私立中学に進ませたいので第二・第三希望の私立を受験するという考え方があります。
もし併願校を受験するのであれば、こちらも真剣に考えなければいけません。
入試日程を見て、受験することが可能な学校であること。
もしそこに通うことになっても問題なく通うことができる学校であること。
第一志望の学校より3~5前後は偏差値が下の学校であること。
できれば第一志望と似たような出題傾向であること。

という条件を満たしているところを選んでいきます。
首都圏や大阪などでは他府県の学校を併願として受けることができます。
その際、合格したらいつまでに手続きをしなければいけないのかを細かくチェックしておきましょう。

まとめ

中学校を選ぶというのは決して簡単にしてはいけません。
校風に合わない、思っていた学校と違うという理由でせっかく入学したのに途中で辞めてしまう生徒も毎年数多く出ているのです。
確かな情報を持ってしっかりと志望校を決めていくことで生徒の楽しく実りのある学校生活が保障されるのです。
あせらずにじっくりと志望校を決めていきましょう。